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2008年6月の7件の記事

不登校って

市の教育委員会の教育方針説明会とやらに、頭数の一人のつもりで行ってきました。
進学予定先中学校と、同じ校区の別の小学校合同の会です。
PTA会員ならだれでも参加していいことになっていますが、何分平日の夕方、好んで参加する人はあまりいなくて・・・・(私も去年はその一人だったんですけど)。座っているのは何かのお役で、見知ったような顔ばかり。

市でとりくんでいる重点項目の一つとして不登校・いじめがあげられていました。この市内でも小中あわせて数十名が不登校になっているようです。スクールカウンセラーや相談室の設置について説明されていました。

不登校の原因について聞きとり調査した結果、「無気力」というのが多かったそう。
おそらく本人に聞いてもほんとのところは本人にすらわかってないんだから、聞き取りってのもなあと思いました。
「原因は無気力が多いっていうけど、その裏にいじめが隠されているんじゃないか」と問う方もいたりで、先生方も辛い立場というか、苦労されているのが垣間見えました。

不登校とひとくくりにしているけれど、一人一人事情も違うでしょうから、学校教育を抱えながら学校や教育委員会がどうにかするなんて手ぬるいことでは到底良い方向にむかうってことは無理じゃないのかなと、ちょっと絶望的な気持ちになりました。
最近は一見何不自由なく育った青少年によるいろんな事件があるので、不登校もひっくるめて、子供のいろいろな問題は学校だけでなく、家庭に大きな原因があるんだという考えは徐々に一般化しているような気はします。
でもそうとわかっても、家庭は他人がおいそれと手出しできない領域になっているのでどうしようもないですね。私もそうでしたけど、「あなたの育て方に間違いがあるのよ」って言われて「ええそうなんです」って素直に聞ける人はまずいないでしょうから。

子供が学校に行けないのは、もちろんいわれのないいじめが原因の事もあるでしょうし、生まれ持ってのその子特有の原因というのもあるのかもしれませんが・・・・うちのような例を始め、親がそうさせている事例がたくさんあることは案外と知られていないように思います。というか、学校の先生からは口が裂けても「ご家庭のせいでは?」みたいなことは言えないでしょうからね。親の対応次第ででこんなことになる例もあること、みんなに知っておいてもらいたいと切に思います。そうすることで、私や息子が経験したような辛い思いをする人達が少しでも減ってくれたらなと思うのです。

とはいえ、私もこうしてブログの中で書くことしかできませんが。
今日もどこかで子供とバトルしているお母さん、そんなに言わなくても大丈夫なのよと、飛んで行って言ってあげたいですけど・・・心の中で祈るばかりです。

市の取り組みの話ですが、行政で取り組んでくださるのはよいことですが、相談すれば行けなかった子供が学校へ戻れるんだ、自立できるんだというはっきりした話は聞けませんでした。何も一から立ち上げなくても、既にこうして何十人もの子供を再び元気に学校へ送り出している素晴らしい先生がいらっしゃるのに・・・幅広く民間へも目をむけて教えを請うくらいの事はしてもいいんじゃないのかなってちょっと言いたくなりました。
でも仮にそうなったとしても先生もお忙しい身なんだから、ちゃんとそれなりの待遇でお迎えして頂きたいものです。とかく行政は上から目線なので心配になりますね。

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彼女って・・・

<昨日>
「なあ、お母さん。彼女ってどうやったらできるん?」
「え?・・・う~ん、どうなんかなあ」
「俺、できそうにないわ」
「そう?」
「なんかそんな気がする。だって言えんし~」
「お母さんは○○(息子)に彼女ができないってことはないと思うけど?」
「そう?」
「だって最近はさあ、女の子からも言って来てくれるんじゃないん?」
「いや、それはだめなんよ。女子から言われたらいかん。やっぱり男子から言わないと、女子に好きなようにされて困るから。女子、結構強いしな。」
「そうなんだ~(笑)そしたら頑張らんとあかんねえ」
「うん、そうなんよ」

<今日>
「俺さあ、友達の大体の好きな子知ってるんよ」
「そうなんや~。みんな好きな子いるんや~」
「うん。俺も早くつくらなあかん。」
「そうか~早くつくらなあかんのや~(笑)。みんなの好きな子って、結構かぶってるもんなん?」
「いや、みんないろいろ。俺は『その子はう~ん、どうかな?』と思う子が好きな奴もいるんよ」
「へえ~、そういうときはどうなのかと思うって言ったりするの?」
「いや、言わん。友達を傷つけるのはよくないから、俺はそういうことは言わんのよ」
「そうなんやね。人それぞれやもんね。」

今まで恋愛関連の話がでると、それがテレビドラマやアニメの話でも全て「ぎゃー!俺はこれはいいわ」って赤面して飛んで逃げてたのが。。。何がどうなったのか、自分から話しだしたので、ちょっとびっくりしました。
大きくなったってことなのでしょうかねえ。

ただこうして私に話してくれてるってことはまだまだ幼いのかもしれませんけどね。異性を好きになることはとっても自然な事なので、話してくれることはうれしい気もします。
もうしばらくはこのまま、いろいろ話を聞かせてね~。

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特別水泳教室、その後

先日「特水」(学校での放課後の水泳強化練習)には入らないと言う息子の話をしましたが、そのすぐ後急に、「やっぱり入る事にしたから」と言いだしました。

「入ることにしたんや~」
「うん。まあ何でもいいから、申込書書いてよ」
「ごめ~ん、申込書、もういらんと思ってすてたんよ。」
「いや、そうやと思ってまたもらってきたから」
「へえ~準備が早いやん」
「当たり前やん」

ということで、どういう風のふきまわしか・・・昨日から泳いでいます。

昨晩PTA行事で先生にお会いしたら、先生の方から「六年生になったときに活躍できるよう(六年生が選手のメインだそうです)、五年生の今から挑戦してみない?」と再度呼びかけられたと話してくださいました。息子がどう考えたのかはわかりませんが、とにかくそれがきっかけで入る気になったようです。
息子は面倒がりな上に、ここまでは野球野球で手一杯でしたので、特に放課後の練習事なんてしないんだろうと思っていたので、少し驚きました。

帰って話をするのを聞いていると、要は水泳はすごく上手くはないけれど、人よりもちょっとは泳げるほうなので「疲れても楽しい」そう。
ここまでずっと、野球のない日はとにかくほっとしたようにだらだら過ごすか、待ちかねたように友達と遊ぶかしてすごして来ましたが、水泳の練習して楽しいと思えるようになったというのは、彼の中で何かが変わったのかもしれません。
学校の先生は高学年になったという意識がでたのかもしれないとおっしゃってましたが。

何もかも面倒なわけでもないんだなと、息子に対するマイナスな考えを改めてやらないといけないと思いました。

ただ、七月末の大会の日まで続くかどうか・・・それは見届けたいと思います。

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上靴

金曜日、たいそう服や上靴、給食エプロン一式を持って帰ります。
これが・・・・一度たりとも洗濯かごに入っていることはありませんから、持ってきてと頼んで声をかけてます。
もちろんそれ以外にも毎朝パジャマが脱ぎ散らかされ、夕方は制服、靴下があちこちに散乱してるというタイプなので、すすんで持ってくると雪がふるかもしれませんけど。
「持ってきてくれると助かるなあ」とIメッセージを何度も送ってきましたが、ここまではむむむという結果ですね(^_^;)

この土日は忙しく、私も息子のエプロンなど集めることも忘れて、洗濯をすませて一日中出かけていました。
そして日曜の夕方、洗濯物をたたんでいたら案の定、息子の物は何一つなく・・・

「あ~どうしよう!○○の学校のもの、洗濯忘れてるわ~」
「え~っと遅くなってごめん。」(あわててもってくる)
「お母さんあかんな~忘れてたねえ。ああすっごく、疲れ倍増~。正直また洗濯してって、ちょっとのことやけど、めっちゃ面倒やん~。」
「うわ~ん(泣き真似)、ごめんなさい~」
「なあ、お母さんを助けてもらえん?」
「何?」
「干すかとかたたむとかさあ・・・」
「いいよ・・・ああじゃあ、上靴洗うんはどう?、お風呂でさあ。」
「そう、じゃあそれ頼むわ。」
「今度から言われなくても持ってくるようにするからさ」
「そうしてくれたら助かる」(たぶんしないと思うけどさ、気持ちだけもらっとこう)

上靴はほんとは私が前の日に洗っておかないといけなかったんだけど、私が日曜までズボラしてました。上靴洗い、嫌いなので助かりました。

みなさんのところは上靴くらいはお子さんが自分で洗ってるんでしょうねえ。息子にはそれはちょっと荷が重いみたいなので、やってもらってないです。わかっちゃいるけど、面倒だしよ~って感じかな。将来家をでたらこの子の部屋は恐ろしい事になるんじゃないかと思いますけど、どうかしら~。

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特別水泳教室

略して「特水」と言うのですが、ここら辺では夏休み前に市の小学生の水泳大会があるそうです。各小学校で希望者を募って一、二ヶ月練習して本番に臨みます。

四年生から募集があったのですが、去年は「やらん」の一言で参加しませんでした。去年の面談の時に先生から「○○君は練習したら結構いけると思うんですけどね」と薦めて頂きました。「本人がやりたくないらしいので~どうもこればっかりは~」と言うと「来年以降、また挑戦できるとよいですね」と言われました。

で、今年もその時期が来ましたが、「俺は水泳はいいわ。秋に陸上があるらしいからそっちで頑張る」と言って今年も参加しないことに。
たぶん・・・水がもともと嫌いなんですよね。幼児の頃もビニールプールもあまり喜ばなかった子なので、それはよくわかります。
でも、小さい時に「泳げないってどうなのよ?」って思って、スイミングに通わせて泳げるように「させ」ました。今となっては泳げるようになっていてよかったらしいですけど、そんなに好きではないのはわかります。

私はあまり運動ができなかったので学生時代はコンプレックスがありました。そういうコンプレックスを息子に味あわせたくないと思うあまり、嫌いな事を押し付けていました。大きなお世話ですね。

学校では、先生の薦めでやってみようかな~と思うお子さんもいるようです。息子の話しだと、特水では得意な子だけでなく、逆に泳げない子も一緒にご指導くださるとか。今年は泳ぎの苦手な自分の友達も参加するそうで「あいつ、頑張るよなあ」と言っていました。
さらに息子は泳げない次男に「お前も来年やってみれば?泳げるようになるらしいよ」と薦めていました。次男は今いろいろ習いたいモードのようで、すっかりその気になったようです。

「俺は陸上で頑張るから」
やりたいことがやりたいようにできるー前向きな言葉といきいきした目がうれしかったです。

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親子レクリエーション

今日はPTAの親子レクリエーションでした。
今年は私がその企画運営のお役にあたっていて・・・上手く考えられないので児童館の先生に依頼しました(手抜きですね)。ゲームを企画して進行もしてくださるので、私は事前の準備や連絡だけだったのですけど・・・それでもうまくいくかとちょっと気をもみながら、みんなに集まってもらったりするのに大声をだして(自分の分のマイクを準備しなかったので)、どっと疲れました。最後は疲れてもうわけがわからなかったです。

帰ってからも段取りよくなかったなあと頭の中のパニックがおさまらず、どっと疲れてしまって・・・

「お昼ご飯は外に出ない~?」
「え~!外ぉ?昼から遊ぶ約束してるのに今から外へ出かけるんか~(億劫そうに)」
「そんなふうに言わんでもいいやん。遊ぶなんて知らんしさあ。もういいわ!作るから」
「いやその、ごめんお母さん。俺そういうつもりじゃなくって・・・」

ああっ、これは私の八つ当たりだよね。息子は自分の都合があることを話しているだけなのに~。反省~。

「ああ、ごめん。こっちこそ悪かったわ。遊ぶ約束あるって言ってくれただけやんね。全然悪くないよ。お母さんちょっと疲れて作るの面倒になって。でもお昼作るのお母さんの仕事やもんね。悪かったね。」
「いや俺もほんまにごめんな。」
「いやいや、○○(息子)のせいやないよ。」
「やっぱりみんなをまとめたりする係りは大変だったんやね~それで疲れたんや」
「うん、お母さんああいうの苦手なんよ。上手くできへんかったなあと思ってちょっと気にしてたん。」
「そうなんや~でも大丈夫やと思うよ。」
「ほんとにこんなことくらいで疲れたらあかんよねえ」

一人勝手にパニクっていたのを子供に慰めてもらいました。情けない親でしたね。
いつも人一倍、私に気をつかっている息子には悪いことしましたが、気持ちを汲んでもらってうれしかったです。

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ある一日

「これ~テスト」といって算数と理科と国語のテストを見せてくれました。
算数と理科は好きなので問題なしだったよう。
ただ漢字が苦手で~答案を見ると自分でへんとつくりを組み合わせた漢字を
作って書いてました。

「それ違うなあと思ったけど、まあ一応書いたんよ。答えみてああっこれかあって」
「ほんと、こんな漢字ありそうだけど違うねえ(笑)」
「どうしても思いだせなくってさあ。俺苦手なんだよね~漢字覚えるの」
「そうなんや。」
「漢字はあまりうまくいかん。すぐ忘れる。たぶんもっといっぱい書かんとあかんのよ~でもそれが面倒すぎ~。」
「書くのが面倒かあ、それはしんどいね。お母さんも昔、百字ノートに書いたわ。面倒やったよ。書かんでも覚えられたらいいのにね。」
「まあ、そういう楽な方法はたぶんないと思う。おれはまだ計算のほうがまし。まあそういっても早くもないけどな。計算も速くて漢字も完璧な奴がおるから。そういう奴にはかなわんのよ。」
「ふ~ん、すごい子がいるんだね」
「そういうのは塾とかに行って頑張ってるんよ。すごいと俺も思うわ。俺はそこまではできないから、これくらいでええんよ。」
「そっかあ(笑)」
「まあ、(点は)悪かったけどもう覚えなおしたから大丈夫なんよ」

学校へ行っているだけで、こんなふうに他の友達のことも見ながら、自分のダメなところもいいところも自分でわかってきているんだなあと思いました。今のところはこれでいいと思うのは長男らしいという感じです。

「ああそうや、この(テスト見ました)カードに判押して。」
「ああ今年はこんなカードがあるんやね」
「こんなんなくても俺はちゃんと見せるのになあ。先生ちょっとお子ちゃま向けなんよ」
「そうなんかなあ」
「授業中だって、ゆっくり丁寧でみんなわかりましたかあ?(幼稚園の先生っぽく)って聞くから、は~い!ってみんなで答えるんで(笑)」
「へえ~、かわいいなあ。みんなちゃんと答えるんやね」
「お子ちゃまっぽいやろ。まあそれでも先生は元気やし、授業は意外にも二組より進んでるからそれでええんよ。」

友達同士で先生のこともあれこれ言ってるんでしょうね。学校の話は面白いです。

ほんとに何も言わなくても大丈夫だなと思うこのごろです。

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