選ばれちゃった
数日前
「どうしよう~、お母さん。俺水泳競技会の選手にえらばれるかもしれん」
「え~!そうなん?。選ばれるなんてすごいことやんねえ」
「いや、俺はえらばれたくない・・・。でもこの前泳いだら一分切ってしまって・・・」
「選ばれたくないんだ~。にしてもタイムは結構縮まったんだね。」
「うんまあ、練習してるから。でも試合は緊張するから嫌やし。練習ももっとしないといけないって。面倒やしぃ」
その二日後。
「やっぱり選ばれとった。どうしよ~」
「そうなんや~。○は試合にあんまり気がのらないって言ってたよね~。」
「うん、まあ。でも選ばれたら先生に断るなんてできんしぃ。今からは野球も休んでくださいって言われた。俺、まだ手のかきも下手やし、練習たくさんしないとあかんのよ」
「そう、大変だね」
「うん・・・それで水曜だけ二回、野球休もうと思うんよ。なんかちょー面倒なことになったわ」
・・・・・・
「今日、野球で(別の学校の)△君も出るって言うから、タイム聞いたら47秒だって。俺なんか59秒やし。全然だめやんかあ~。もっと練習しないとだめやなあ。まあ△君は六年生だし、スイミングもずっとやってるから、しても追いつかんかもなあ。」
「へえ~△君早いんだね。やっぱりずっとやってるからかな。それでもお母さんは○はまだ始めて間がないから、ちょっと練習したら伸びしろはあるような気はするけどなあ。」
「そうそう。俺もそう思うんよな。もうちょっとは上手くなる可能性はある。でも追いつけんのはそれはまあいいんよ。しょうがない。やるしかないんよ。」
「そうだね。自分ができることをやるしかないよね。」
「うん。」
・・・・・・・・・・
実はここまでに一回練習をさぼりました。それ以外にも面倒そうな様子も見受けました。疲れるようで、最近は宿題や準備を朝やってました。
それでも、投げ出さずにもっと練習をしようと思う気持ちになったこと、うれしかったです。
タイムは正直大したことなくて小規模校だからまわってきたのだとは思いますが、せっかくのいい機会なので挑戦していい経験にしてほしいです。ちなみに主人もその昔この記録会にでたそうで、「俺に似たんだな」とちょっと自慢げに言ってました。息子は「水泳『は』お父さんに似てよかったわ」と意味深発言しておりました。
| 固定リンク
« 子供の話を聞くこと | トップページ | 朝ご飯 »
「息子」カテゴリの記事
- 五年生、終わりました(2009.03.26)
- 我が敵は我にあり(2009.03.10)
- 朝から台風(2009.03.05)
- 不機嫌の理由(2009.02.04)
- 負うた子に・・・(2009.01.26)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント
さすが~!素晴らしい会話ですね。
こういう風に聴いてもらえると、子どもの思考は先に発展していくんですよね。
みんなに教えたくなるような、素晴らしいお手本の会話です。
そうそう、完璧じゃなくてもいいんですよね。
時にはさぼったり、ダラダラしたりしてもいい。
それも大事な経験です。
子どもはこうやって、自分で考えて、失敗して、成功して、学んでいくんですね。
何だか嬉しい記事でした♪
投稿: メルシー | 2008年7月 9日 (水) 10時55分
特水頑張ってますね~。
うちの息子は大して泳げないから特水なんて声もかかりませ~ん。それ以前に入れないし(笑)
息子さんの面倒でもがんばって練習しようとする気持ちとっても嬉しいですね。
ご主人もでた記録会、息子さんもいい経験できるといいですね。
応援してます~。
投稿: かれん | 2008年7月11日 (金) 01時36分
メルシーさん
とってもほめて頂いて・・・お恥ずかしい・・・
問題のないときはあまり気にしないでしゃべってるので。
子どもが張り切っていると私も元気がもらえます。
面倒がりな子ですが、ちょっとずつ継続することができる
ようになっているのかな。
メルシーさんからこんなにエールをもらえてうれしいです。
かれんさん
いえいえ~大したことではないんです。それにどんな子でも
参加して自分なりに泳げばいいみたい。
記録会にでない友達もみんな楽しんでいるようです。
復学してからの子どもの毎年の様子を比べていると本当に
変わっていく様子がわかります。年齢による成長もあるの
でしょうが。
応援ありがとうございます
投稿: メリーベル | 2008年7月11日 (金) 08時46分