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2008年10月の5件の記事

伝えることに苦労する

~不登校を一度経験した子どもは、休んだ事のないお子さんよりも休む事(前のような性格にもどること)へのハードルが下がっています。親の育て方のまずさから、学校へ行けなくなったうちの息子のような子どもにとっては、学校へ戻れてもまだまだ成長するまでに親の上手な関わりが必要だということは忘れてはいけないですよ~

うちの主人は優しい人です。声を荒げて怒ることは今までもほとんど見た事はありません。私も自分自身のあり方も家のことも自由に思うようにさせてもらってきました。

でもその分、子どもに対しても「何も言わない」父親であったと思います。「まだ子供だから~そのうちわかるから~」という考えのもとに、どんな行動でも全て受け入れることができる人でした。

それがいい場合もあったと思います。子どもには子どもだからと大目にみてやる寛容さは必要だったと思います。私にはそういう部分が足りなかったので。。。。

でも、残念な事に主人もしてはいけないこと、制止しないといけないことにも何も言わず、子どもの無理な要求も疑問を持つことなく飲んでしまっていたりと、甘やかしとの境界をはっきり区別することができませんでした。

その結果として、当然のように子どもはそれはそれはわがままに育ちました。

息子が不登校になってからは先生からいろいろ教えていただく中で、主人にも少し頑張ってもらって『強いお父さん』になってもらえるよう、耳を傾けてもらうこともできるようになりました。

禁止する、制止する部分を主人に担ってもらえるようになったことで、私の荷物が一つ減り、私は私のやるべきことに集中し、子どもに対しての自然な愛情を取り戻すことができたと思います。

私を支えてもらえた事で、主人にも心から信頼をもつことができるようになりました。

だんだん子どもは落ち着き、何より学校へ休まず登校し、いろいろなことができるようになってくると、日常はあまり主人に頼らなくても流れていくことが多くなりました。

それとともに少しずつ、主人が何も言わないことが増えました。
外食で子どもが勝手な行動をしても、迷惑な態度をとっても、しないといけないと言われた事に不満を持ってどたばたしていても・・・。

「さっきのははっきり言わないといけなかった~と思うんよね」
「別に言わなくてもいいんじゃないか。ほうっとけばいいよ。」

主人のいない時間の子どもの様子も、もちろん報告はしてきましたが、どうしたらよかったかと深くつっこんで最後まで話しあうことはありませんでした。

私も子どもと楽しく過ごせるようになったことで、だんだんと仕事で忙しい主人とわざわざ話すことが億劫になりました。主人の時間は尊重してあげようという気持ちもありました。動かなくてもできるだけ問わないで目をつむっておこうとしました。

でも先日ご指摘をうけたことで、これはやっぱり伝えておいたほうがいいなと思って話したとき、あまりにも他人事のような受け答えをされ・・・後から情けなくなって泣いてしまいました。

私が感情的になってしまったので、「何をごちゃごちゃ考えるんだ、そうやってぶちまけていることの方が子どもに悪いだろ」と。

「子どもにはあれこれ言わなくていい。ほうっておいてもいずれできるようになるんだ!」

主人の役割はもちろんのこと、母親の私がやっている会話のいろいろ(共感やIメッセージ、禁止することなど)が私達の子どもにはとても大事で必要なことを忘れてしまったの?

何だかあれこれ考えてやっていることがまるで必要のないことのように言われ、何とも言えない気持ちになりました。

落ち着いてから考えてみると、

あまり話す時間をとろうとしなかったことは、直接主人を非難していなくても、ないがしろにしていることと同じ事だったのかもしれません。それはそっけない態度として伝わっていたことでしょう。

そうやって私が離れてしまうことで、主人はいつのまにかもう何もしなくていいと誤解するようになってしまったのかも。

主人にはこうしてくれたらなと望んでいる事は今もあります。

子どものためなんてかまえたことでなく、単に可愛い時期の子どもと接することをもっと楽しんでくれたらいいのになって思います。今の時期だからこそできる関わり方もあるし、それによってより多くの事が子どもに伝わると思うから。

ただその部分は主人が自然にそうしたいと感じて、主人のやりたいようにやってくれることが大事ですから、そうなってなくてもそれは仕方のないことなのでしょう。

そうわかろうとしてもときにそれが歯がゆく思えることもありました。私が毎日の何気ない会話で子どもと接する時間を大切にしている事、言葉かけ一つでも子どもは変わることもっと良く見て、今の時間の大事さに気がついて欲しかった。

それらが主人とあまり話す気持ちになれなかった原因だと思います。

でも、最初に先生に教えていただいた大事な役割だけはこれからも絶対に担っていってもらわないといけないこと。

私が努力を怠るとこんなふうになってしまうんですね。

子どもとの関わり方も考えないといけないですが、私の場合はまず主人との関わり方を常に気にかけていないといけないようです。

そのためにはまずは私から感謝の気持ちをもって接する事・・・結局は初心にかえるってことなんでしょうね。

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陸上競技会

昨日は市内の小学校の陸上競技会がありました。各学校ごとに、高学年を対象に希望者を募って、放課後に練習をして参加します。
息子も前々から陸上をやるのを楽しみしていて、自分で希望して参加する事にしたようでした。

「俺さあ、リレーの選手に選ばれた~どうしよう~緊張するからもう断ろうかな」
何週間か前にはそう言ってきていました。

その後、練習の様子を話してくれたときには、息子がバトンを渡す六年生が一番足が速い子で、バトンパスのタイミングが合わないことがあって、うまくいくかどうかと心配だとか、練習に前向きな発言もあり、何とかやっているなあという感じはしたので、気にすることなくみていました。

前日・・・・
「今日はこのゲームをやらんと俺はやってれんから」と学校から帰るなり取るものもとりあえずという感じでずーっとゲームしてました。

当日・・・
来なくていいと言われてましたが、小学生のみんなはどんなに速いのかなという興味もあって、リレーだけのぞきにいきました。

まあまあ、親の目から見ても息子は良くやったんじゃないかと思います。水泳のときもそうでしたけど、部活の大会みたいな感じで、名前だってちゃんとコールがあるし、これは緊張するだろうっていう雰囲気でした。

一生懸命走ってました。が、周りに比べるとうちの学校自体遅かったし、息子も頑張ってはいましたが、こういう場で見ると個人的にも実力の差があるのはタイムを見ずともわかりました。

それにしても走る能力に恵まれてこういう場に集まって精一杯の力で競い合っている子供達の姿は、やっぱり素晴らしいことだし、見ている方は清清しい気持ちにさせられました。

リレーが終わった後に、遠目から学校のテントの下に目を向けると、息子が他の六年生や先生と輪になってあれこれ楽しげに話している様子が見えました。

帰ってからは、やたらとしゃべってましたかね。

「頑張ったよ~俺。でも緊張し過ぎて、朝からおなかが痛くなって、ずっとなんか緩かったし。トイレばっかいってさあ。」

「そうだったん。わからなかったわ。」

「今も痛いし~。緊張した~」

「それは大変だったね」

バトンパスは二人でスタート位置をずらすとか相談していたことを忘れてしまって、結局つまってしまったそうで、そこは悔やしいと言っていましたが・・・六年生の子達からどんまいって言ってもらえて、気持ちはすっきりしていたようです。

今回も相変わらず緊張しているという言葉は何度も聞いたけれど、六年生からも支えてもらったりして、自分で何とかできたのかなあ。

先日のアドバイスもあって、私があまり取り合わなかったこともよかったのかもしれません。

学校からみんなで移動する時間や競技を待ってる時間が楽しかったそう。
人よりちょっぴりだけ足が速かったことで、運よく、いい経験をさせてもらえたかな。

私もいい時間を過ごさせてもらいました

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ご指摘うけました~!

最近、ちょっとこれはどうなのかな~と自分の対応でよくわからないことがありました。それでエンカレッジの先生にご相談することに・・・。

先週、お電話でアドバイスを頂くことが出来ました。

「う~ん、まずいですね~いろいろやってますね~メリーベルさん」

  「(どきっ!!)え~そうですか~すみません・・・

ということで、ご指摘があったところは、またもや記事に「先生のご指摘」として付け足させていただきました。その内容はお聞きして私がまとめたものを、添削していただいてから載せています。

ご指摘のあった記事タイトル

「最後だからってそれが何なん!?」(9月21日)

「緊張する~」(9月23日)

「運動会」(10月3日)

目を通してくださった方、ぜひもう一度先生のアドバイスをご覧になってください!
お願いします~。

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整形外科

「ボールを投げるときに肩が痛い。ちょっとひじ痛のときに行った病院へ行ってみたいんだけど」
息子がそう行って来たので昨日受診しました。

「先生には自分で説明してね」
「え~お母さん言って~え~」
「言わんし~。」
「え~言ってくれてもいいじゃんか~」
どこが痛いかといって投げる格好をして自分で確かめてから、出発。

「なんか痛いけど、あんまり痛くないから見てもらうの恥ずかしい気もしてきた」
「そうなん?」
「なんかさあ、何にもないって言われたら恥ずかしくない?」
「そうかなあ。大げさかなあと思うの?」
「うん、そんな感じ。でも投げたらいかんって言われるかもしれんし。それも嫌だなあ・・・」

と落ち着きなく、なんだか妙にまとわりついたり、どうでもいいことをやたらとしゃべりかけてきたりして気恥ずかしいのやら何やらをごまかしてる様子。

いざ先生の前に座ると・・・

先生「こんにちは!今日はどうしたの?」
息子「こんにちは!・・・・え~あの~(チラチラと私を見る)・・・」
私  「自分で説明してね」
息子「え~あの~肩が投げると痛い。」

先生が肩をまわして抑えながら何度か「ここ痛い?」と聞かれるがう~んと言う感じ。

「いつからなん?」
「え~え~?(首をかしげる)・・・わからん・・・え~」(こちらを見る)
「(首をかしげる)え~野球で監督からサイドスローになってると言われて直しているつもりなんだけど、う~んなんかよくわからないけど、直ってないみたいなときもあるのかもしれなくって、う~ん、あの痛いときがある。」

先生は笑いながら「それで結局いつからなん?」と私の方を向いて聞かれたので痛いと言いだした時期を答えておきました。
痛みはひどくはなかったようですが、レントゲンを撮ることになりました。

「なんか大した事なかったら恥ずかしいなあ」
「そう?そのほうがいいけどね」
「まあそうなんやけど。でももししばらく投げられんと言われて、監督に言ったら『お前またかあ』とかって言われるのも嫌なんよなあ」
「ん?そうなの?ひじのときそういうふうに言われた?」
「それは初めてだったから言われなかったけど、今度は言われそうな気がする」
「そうかなあ?そういう気がするの?」
「そうなんよ。その可能性が高いんよ。あああ」

最終結果は、投げ方がまずくて起こる典型的な子どもの野球肩になりかけでした。まだ大した事にはなってないので強く投げなければ治る程度のもの。二週間ほど様子をみることになりました。先生は今回も丁寧に投げ方を教えてくださいました。

受診して良かったってことかな?子どものスポーツ、私は全くわからないので、こうして助言いただいてよかったです。楽しくやる程度でも体を痛めたりするんだなあ~

それにしても受診くらいでそんなに緊張しなくてもいいのに~と思いましたが。
その昔、プライドが高くて失敗を恐れるところが強いとご指摘をうけた息子の性格。

そういう部分がまだ残っていて、ものすごく緊張したのかも。私を頼ろうとしたり、恥ずかしくなって舞い上がったり。

その上監督に言われるかもしれない先のことまで心配して・・・
期待に応えられなかったり、困った奴だと思われたりするのが嫌なのかな。

彼には人に言われると気になるツボがまだまだあるようです。

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運動会

もう10月~早いものですね。遅ればせながら~運動会、先週の日曜に無事に終わりました。息子はとってもいきいきと楽しそうにしていました。

誰に似たんだか・・・徒競走も障害物も一番だったし、紅白リレーでもなんと運よく優勝でき、それはそれは嬉しそうにしていました。係りの仕事で急がしそうでしたが、張り切ってこなしていましたし、顔を見かけるたび笑顔で、競技の結果以上にそういう姿が私達親にはうれしい限りでした。

今年も私の両親(息子の祖父母)が見に来てくれていました。子供達は来てくれる事を喜んで楽しみにしていましたが・・・

「あ~俺面倒くさいんよ~運動会なんてなくなればいいのに~明日晴れそうやんか、もうなんで晴れるんか~」

前日の夕方、到着した父達を迎えて楽しく話している最中に、しきりに面倒だを連発。
父は軽く受け流してくれましたが、母は「○ちゃん、どうしてなの~?」と困ったような感じ。

とにかく耳につくほど「係りの仕事とか、競技とか面倒だ」を連発して、当日も朝から余りにしつこく言われて嫌な気分になったのでこちらの気持ちを言いました。

「忙しくて大変なんだね~面倒な気持ちもわかるんだけど、そんなに言われるとお母さん達少し寂しい気持ちになるわ~。お母さんもおばあちゃんもお弁当持って見に行くのを楽しみにしてるんだ~」

「面倒って思うのはそう思うから・・・それは仕方ないんよな」

その後はぴたっと言わなくなって、元気に出かけて行きました。面倒面倒と言ったのはいわゆる斜に構えた格好つけだったのかもしれないと後で思いましたが・・・。


帰ってからもご機嫌だったんだけど~やっぱりちょっとだけいつものがでました。

夕食は簡単に○○ファミレスで外食しようということにしていて、夕方遊びに行く息子に伝えました。時間通りに帰ってきたまではよかったのですが、何だか不機嫌。

「・・・・外食って○○なん?」

「お母さん達はそうしようと思っているんだけど・・・何か希望ある?行きたいところがあるなら言ってみて」

「・・・・・」

しばらく待って見たけど、返答もないので出かける事に。玄関にも出て子ないので主人が声をかけたらその顔は何とも言えない嫌あな例の顔。眉間にしわがよってるしぃ~

主人と弟、おじいちゃん達はもう車。とろとろ、不機嫌そうにしながら、車へ行くと無言で前の席に座ろうとする(そこはいつもは私)。

「?そこはお母さんよ?」

「(ぶすったれて)・・・・・前の席に座りたい・・・・・・替わってください!!」

「替わるのはいいんだけど・・・ちょっと来て」

「・・・」

「何か嫌なことあった?だとしても、その不機嫌な態度はどうかと思う。みんなに迷惑!楽しく食事したいとみんな思ってるんだよ!」

「・・・・・」

無言のまま車に乗り込んで出発。お店についても注文もせず、顔を覆ったまま返事もなかったので、そのまま放っておきました。

しばらくして「ラーメンがよかった・・・行くときは思いつかなかったんだ」とポツリ。おじいちゃん達は「そうかあ、ラーメン行けば良かったな~」とフォローをしてくれましたが、どうしようもないですから。主人はほっとけって感じでした。

みんなが食べだしてようやく「僕も注文していいですか」と聞いてきたので、おじいちゃんや主人に時間はいいかどうか聞いてから認めました。


後でこのときのことを話していたら、「○○レストランは気が乗らなかったけど、いい出せなかった、みんな行きたいのかと思ったし、もし言えば『え~そこかあ。そんなとこ今日は向かないやん』とかってお母さんに否定されるかもと思った」とか。

え~!結局やっぱり私~?

否定されても言えばいいジャン、って思うけど、私も聞いてやるといいながらすぐ否定してるのか~。

言えなかったのは朝のこともあっておじいちゃん達に気を遣ったところも?でもやっぱり我慢もならずでこんなふうになったのかな。

そうさせてるのはやっぱり私なのかなって考えました。私の言葉って重いんだなあ~

『エンカレッジの先生からのご指摘 10月17日付』

この記事中の対応にまずい点があるとご指摘をうけましたので、ご参照ください。

前半のIメッセージはよかったですが・・・後半のレストランに行くくだりが問題です。よくないのは、子どもが不機嫌だからといって「あなたの意見はどうか?」と聞いたところです。

ファミレスに行く事がもう「決まっていること」という状況なのであれば、不機嫌にしていようが意見は聞かない方がいいです。

もし「ラーメンがいい」と言われてもみんなで話せるファミレスにしようとなっているのにラーメン屋さんにしてしまうと一人の意見で全体の意見を変えたことになり、わがままを認めるような形になってしまいますのでどちらにしても認められません。最初から認められないと決まっているのに聞くのはかわいそうですからね。

もしぐずって動かないのであれば「来なくていい」くらいの強い姿勢があったほうがよかったです。またついてきた場合でも今回のように注文もしないなら、そのまま食べさせずに帰るくらいのことをしてもよかったのではないですか?

「注文していいですか?」とい聞いているので子どもも少しは反省している気もしますが、自分の気が済んで楽しく食べて終わっているので、また同じような事を繰り返す可能性は高いです。(実際繰り返していますからね)

一度親が強い態度を示しておかないといけないところだと思います。

ただ、もしせっかくの外食の場の雰囲気を壊したくないというなら、後で叱るという選択もあるとは思います。

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