心に届いた言葉
ちょっと前に戻って先週のお話。
先週の私は体調が悪いのと、その他諸々が重なっていろんな意味で気分がすぐれませんでした。一人になりたい~そう思っていつも過ごすリビングを離れて隣の部屋にいました。
でも子どもはそんなことはあまり関係なく、「あのさーお母さん」とリビングを離れて私のいる部屋に集まってきます。いつものようにまとわりついたり、あれこれと話しかけてきたり。最初はぼんやりと返事をしていましたが、だんだん気持ちの余裕がなくなり、にぎやかに話す子どもの声が頭に響き、あーもうだめだと。
母 「ちょっとうるさいって!もう!お母さん、しんどいからこっちに来てるんよ。頼むから一人にして!」
ト 「・・・・・・ごめんなさい。(小声で)今日のお母さん、ちょっと怖いね。」
オ 「トーマ、お母さん、しんどいんや。あっち行こうぜ」
楽しくしゃべっていた子供達に前触れなくいきなり、きつい調子で言ってしまいました。しまった~と思っても後の祭りです。
後日、体調も戻り、元気になった私。いつものように楽しくご飯を食べていたら・・・
ト 「この前さ、なんかお母さん、ちょっと怖かったよね。お母さんがそうだと俺、楽しくなくなって嫌な気分になるんよな。」
オ 「うん、そうそう。たまーに急に怒り出すことがあるだろ。あれ?っておもうんよな。俺達なんかしたかなーっとか考えたりしてさ。」
母 「そうかーそれは悪かったわ。『俺達』は何もしてなかったよ。お母さんが勝手にイライラしてしまってて。あんな言い方しなくてもよかったね。ごめんね。」
オ 「いやいや、まあそんなときもあるよ。俺もたまにあるし。」
ト 「俺はないかも」
オ 「いやートーマだってむすっとしてキレて怒って部屋のドアバーンって閉めてこもったりしてるやん」
ト 「いやーあれはウザイ奴がいるから・・・・」
オ 「何やとー!お前、もういっぺん言ってみろ、うりゃぁ」
母 「まあまあ、その辺にしといて。お母さんのことから始まった話で喧嘩になったらお母さん辛いわ。」
オ 「そうやった。何の話だっけか・・・・ああ急に怒るのが嫌だってことか。」
ト 「急に怒らんときのお母さんはいいんよ。いっつもあっはっはって笑ってるのがいいんよ。」
オ 「そうやな。なんかみんなで笑ってるほうが楽しいしなー」
母 「そうやね。お母さんもみんなで笑ってるのが好きやわ。お母さん、そうできるよう気をつけるわ。」
ちょっと不覚にも涙でうるんでしまいました。このとき実はまだ気分がどよーんと落ち込んでいたのを、時間が解決するはずと回復を待とうと思っていましたが、子どもの言葉で一気に上昇気流にのりました。
子供達が上手に相手に気持ちを伝えられることも嬉しかったですし、何よりその気持ちが私にストレートに響いて、少々何かあっても自分で建てなおせるよう頑張らないと!と思わせられました。
アイ・メッセージの効果ってすごいんですね。子どもからの言葉は母親の私には何よりも効きました。お互いの信頼関係が深ければ深いほどより効果があるのでしょう。これを子どもに対して上手に使えば、きっといいことがあるに違いないと改めて実感した日でした。
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