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四つのスイッチ

昨日何気なくテレビをつけたら、エチカの鏡という番組に目がとまりました。幼児英才教育の特集のようで何とも衝撃的な映像が・・・

保育園で園児がいっせいにブリッジしながら進んできたり、逆立ち歩きで競争していたり、跳び箱(10段くらいかな)をみんなぴょんぴょん跳んでいったり。
かと思うと別の時間には、文字の練習や掛け算・割り算に一生懸命取り組んでいたり、楽譜も見ずに何曲もピアニカを吹き鳴らす。一人二人ではなく、全員がそうですから、何ともすごい光景でした。

ここの園長さんである横峯吉文(横峯さくらの叔父さんだそう)さんは、「ヨコミネ式」の幼児教育法というものを考案され、このような教育を続けてこられているそうです。

そのヨコミネ式の考え方とは、「子どもとはやる気さえひきだせばいろんなことができるから、こちらはそのやる気のスイッチをいれてあげるだけ」。

そのやる気の四つのスイッチとは・・・

1.子どもは競争したがる
かけっこや跳び箱、など、必ず順位をつけること。競争心を刺激するだけで、できたときにはやる気がさらに増し、またできなければ悔しさを感じ、自分から何とかしようと動き出す。

2.子どもは真似したがる
例えば、音楽の時間には簡単な音から、先生の音を聞いて弾いた通りにピアニカを鳴らすなど。それだけの繰り返しで絶対音感がみにつき、耳で聞いた音楽を奏でられるようになる。

3.子どもはちょっとだけ難しい事をやりたがる
子どもは簡単だと飽きる。難しすぎると嫌になる。でもちょっとだけ難しい事はよろこんででやる。
例えば字をかくことなら、「あ」からではなく、横棒、縦棒から始まって・・・「ノ」とか「エ」とか単純なカタカナから、最後は一番難しい「あ」や「む」のひらがなを練習するように文字を並べてやると、自分でどんどん練習して学んでいく。

4.子どもは認められたがる
できたことを認めてあげること。それで「次もまた頑張ろう」と思う。

氏は、教育とは「教えることではなく、子どもがやりたいと思えることを提示してそれを子どもが自分でやる環境を作ることで、もっている能力をどんどん引き出すこと」(私がまとめたもので放送のままではないです)というような主旨のことを話しておられました。

最初はこの園児達は一体どうなっているんだろう?といういぶかしい気持ちで見ていましたが、横峯さんの話を聞いて最後は大いにうなづく自分がいました。

氏が幼児教育を考えるにいたったきっかけというのが、開園当時、ベテランの保育士さんとラジオ体操をする園児をみて「ラジオ体操なんかやって子どもは面白いのかなー?」と感じたことだったとか。もっと子どもの目が輝くような教育をしたいというのが原点になったそうです。

四つのスイッチっていうのも、そうやって子どもを良く見ているからこそだなと思いました。
自分でも日常生活にああ子どもってそうよねと思うところがあります。競争とか真似とかそういう部分は大人からすると「あー子どもって面倒ね」って感じるところでもあるけれど、この人のようにその部分に寄り添って環境を整えてやれば、何ら大人の考えを押し付けることなく、子どもが楽しんでいろんなことをやっていけるんだなと思いました。

子どもが幼児の頃、いろんなことをさせないといけないとあれこれと子どもに押し付けてきた私。もちろん子どもに毎日楽しくすごしてほしいの一心ではありましたが、肝心の子どもが何をしたいと思っているのか、どの方向を向いているのか、については全く目を向けていませんでした。そしてどんなことでも教えることが大事なんだと思っていました。

不登校を経た今は、子どもが考える事によりそって支える道を歩んでいるつもりですが、最近は親として干渉しないようにしつつ、何かプラスに働きかけることもできるのかなーなんて考える事もあります。

もううちの子ども達は園児でもないし、テレビのように絶対音感とか運動能力とか、そういうわかりやすい能力の開花を求めるつもりはありませんが、我が家の日常生活の小さい事にでもこの四つのスイッチは役に立つように感じました。

今ちょうど、ノエルさんがご紹介されていた「思春期の子どもの心のコーチング」を読みながら、これまで私も心がけてきた(つもりの)共感し寄り添い、信頼を築くことの重要性はもちろん、それより一歩ふみこんで(長男ならもう数年後に)社会に出るための準備ができるよう、家庭でできることについて考えています。

上手くまとまりませんが・・・・この番組をみてさらに、我が子はもう幼児ではないけれど、まだ親の私にやれる事もあるのかなと考えさせられた気がしています。

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日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

突然のコメント失礼致します。
失礼ながら、相互リンクしていただきたくて、コメントさせていただきました。
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もしよろしければ、こちらのページから相互リンク登録していただけましたら幸いです。
http://sirube-note.com/nursery-teacher/link/register/
今後ともよろしくお願い致します。
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投稿: sirube | 2009年6月 1日 (月) 16時26分

この番組、私も見ました。
映像で見ると、なかなか衝撃的ですよね。
ブリッジの行進はすごかった!
幼稚園時代に、ここまで子供の持っている力をひきだすことができると、本当の生きる力の根本が培われるような気がします。
テストのためではなく、子供の持っている力を引き出す教育ですね。
でも、メリーベルさん、あの番組を見ながらここまでまとめられるとはスゴイ!
メリーベルさんの文章力に脱帽です。

>まだ親の私にやれる事もあるのかなと考えさせられた気がしています。

本当に、いつまでも親としての勉強が必要だと再認識させられますね。

投稿: ちゃろ | 2009年6月 1日 (月) 20時07分

ちゃろさん

本当に(笑)ブリッジの行進、あまりの早さで。『エクソシスト』かと思ったと誰かツッコンでましたよね。
テレビはぼーっと見てたんですけど、四つのスイッチがテロップにでたらついメモってしまいました(^^ゞ

>幼稚園時代に、ここまで子供の持っている力をひきだすことができると、本当の生きる力の根本が培われるような気がします。
テストのためではなく、子供の持っている力を引き出す教育ですね。

たしか、自分達がやっているのは教育というような大それたものじゃなくて、子育てなんだみたいなことも言っておられたような。それにしても自分で切り開く力というのはこんなに小さくても実は持てるものなんですね。
うちの子は幼稚園当時、生きる力においてこの園児達と対極にあったんだなと思いました。

ただ、やる気スイッチを入れられて園児達が卒園するまでに結果としてできるようになること(体操・音楽・お勉強など)の内容がいいのかどうかという点ではこの教育法の評価は別れる気もします。(いや実際、絶体音感とかあれば素晴らしいんですけどね。私の脳と違うことだけは間違いないですからね。)
驚いた事にこのカリキュラムは午前中だけで自由時間がちゃんと確保されているそうで、自由な時間には子どもが思い思いにのびのびと過ごす姿を見るとやっぱり悪い事ではないのかなという気はします。

いろんなことを知れば知るほど、子どもの可能性や人間の奥深さに驚かされます。いろいろ知って、我が子に少しでも届けてやりたいと、ちょっとした願望をいだくメリーベルでした。

投稿: メリーベル | 2009年6月 2日 (火) 01時58分

ああ、見ればよかった~。
メリーベルさんの記事で知った後、近所の人からも「すごかったよ~」という話を聞き、更に「見てなくて残念~」という気分です。
我が家の幼児と毎日接していると、確かにそのとおりだなぁと感じますね。
ただ、家庭の中で上手に取り入れるには、工夫や親の根気が必要なのかなぁと言う気がします。
次女が通っている幼稚園では、ブリッジや逆立ちはしないけど、四つのスイッチは充分に入れてもらえてるような気がします。
幼稚園でも学校でも、先生がいて、クラスメートがいて、やるべき課題や行事がある、という環境でスイッチが入るのかなぁと思いました。

投稿: ふらわぁ | 2009年6月 3日 (水) 11時02分

ふらわぁさん

そうでした、ふらわぁさんには園児のお嬢さんがいらっしゃったのですね。まだまだこれから可能性いっぱいで
いいですね。

まあ確かに、親は先生ではないので家庭でこのように
ずっと指導していくことはできないでしょうね。
でもスイッチとしてあげられていることは子どもに
とってごく当たり前のことなので、意識せずに
使っている親御さんはいるような気がしました。
保育園の例は教育として使えばこれだけの結果が
ひきだせるんだということでしょうね。

普段の生活で、一緒に家事をしたり、遊んだり
するときにこのスイッチをぽちっと押してみよう
かなと思って。でもオスカーにはさほどの効果は
ないような気はしますけどね(^^ゞ

投稿: メリーベル | 2009年6月 3日 (水) 17時46分

あ~私も観たかったです~
けど、メリーベルさんが、要点をまとめてくださったので、番組見なくても、十分わかる気もします。
『子どもがやりたいと思えることを提示してそれを子どもが自分でやる環境を作ることで、もっている能力をどんどん引き出す』
最近、私自身も、「やる気にさせる環境を作れば、大人だって、頑張ったり、続けたりすることができるんだな~」と思うことがあって。
(またそのうち報告します!)
本来、子どもは誰でも、大きな力を秘めているのでしょうね。
プラスの働きかけや環境づくりによって、その力を引き出してあげることができる。
子どもが自然な形で、自分の力を発揮できるようにするには・・・
これからの課題だと思っています。

投稿: ノエル | 2009年6月 3日 (水) 17時48分

何だか凄そうですね~^^
観てみたかったです。
大人が上手に子どもの能力ややる気を引き出してあげれば、
命令、指示、説教、叱る等しなくても、
ちゃんと子どもは伸びていくものなのですね。
私もそうでしたが、母親たちは、迷い、悩みながら、
良かれと思って、必死になって口を出し、手を出しして
子育てしていますよね。
時々思うのですが、妊婦の時に行く「母親教室」で、
お風呂に入れ方とかだけじゃなく、
こういうことを教えてくれたらいいのにな~と思います。
娘の不登校を経験して、私なりに学んだこと、
出来ることならもっと小さいうちに、知っておきたかったな~


投稿: メロディ | 2009年6月 3日 (水) 23時31分

ノエルさん

内容わかりますかー(^^ゞ参考になって嬉しいです。
大人だって同じと言う事、もう記事になってますね。
たしかに、子どもとの接し方については私も自分の
中でだけでもずっと考え続けていきたいことになり
ました。完全にスイッチ入れられちゃってますね(笑)。

>子どもが自然な形で、自分の力を発揮できるよう
にするには・・・

うちも上はもう大きくなってきたので、自分で周りの
環境(先生、友達など)に刺激をうける事が多いの
だとは思いますが、親もプラスになることを意識
していてもいいかなと思っています。
我が子の年頃の子どもにとっては何が自然なことなの
か、よくみていくことが大事ですね。
私も課題をクリアーできるよう考えていきたいと思っ
ています。

投稿: メリーベル | 2009年6月 4日 (木) 21時06分

メロディさん

>大人が上手に子どもの能力ややる気を引き出してあげ>れば、命令、指示、説教、叱る等しなくても、
>ちゃんと子どもは伸びていくものなのですね。

子どもが楽しいなあと思うことをやる。いうと簡単で
すよね。私も楽しませてやってるつもりだったので
つける薬もないような状態でした。それどころかやる
気をなくすことのエキスパートでした。

>妊婦の時に行く「母親教室」で、
>お風呂に入れ方とかだけじゃなく、
>こういうことを教えてくれたらいいのにな~

本当に。私もそう思います。

>娘の不登校を経験して、私なりに学んだこと、
>出来ることならもっと小さいうちに、知ってお
>きたかったな

本当に・・・今の子どもの姿は嬉しい限りですが、
できることなら幼児から私もやり直したい気持ちで
す。ただその後悔があるから、これから後悔しない
ようにできるのかもしれません。
この番組も今みたから、感じるものがあったのかも
です。

投稿: メリーベル | 2009年6月 4日 (木) 21時23分

すごいですねえ。聞いているだけで楽しそうですよねえ。素敵な先生ですねえ。

私は特殊能力を引き出してあげる力がありませんので、平凡なことですけど、こどもが「ありがとう」と言えることや、言われてやる10のことではなく自分で気づけて(気づけるようにもっていって)1つのことができたことに感動するたちなので、そんな先生の真似してみたいけど無理そうですわ。

だれか私のスイッチ入れてくれないかしら。幼児じゃないからだめでちゅかね。

投稿: 藤本 | 2009年6月 5日 (金) 04時48分

今からでもそんな環境を整えてやると子供たちは、もっともっと伸びるのでしょうね。
私も小さな頃はいろんなことを子供たちに押付けました。しかし子供は嫌がりしなかったり、続かなかったりを繰り返しました。
今は子供たちは自分のしたいことを見つけてしています。しかしこれからももっとやる気を出して前向きに進んで欲しいので、私も環境作りをしてやれたらなと思います。まず黙って見守るところから?かしら(笑)

投稿: ふーみん | 2009年6月 9日 (火) 13時34分

藤本先生

お忙しい中ご訪問ありがとうございました。
そうですね。これは特殊能力ですね。
聞くところによると周りの保育士さん達はかなり
勉強され、日々振り返り努力されているそうです。
でないとこれだけのこと、子どもが楽しくなんて
できないのでしょうね。

私も先生方に教えていただいて平凡な中に喜びが
見出せるようになれたというのは幸せなことだと
思います。
ただ私も幼児のときにすいっち入れてもらいた
かったかもでちゅ。

投稿: メリーベル | 2009年6月11日 (木) 11時26分

ふーみんさん

ふふふっ、そうですねー私も「私が黙ること」が一番効果的なスイッチ入れる方法かなって思ったりします。

四つの中で「認める」ことの効果、実生活で感じるものがあります。特に次男に関してですが、弟はやはり兄を意識してるようで比べては限界を決め込むところがあるようです。でも、最近は小さいことでも彼のやったことを認めていると一歩前にすすもうとしているように見えます。

私も子どものしたいことが見つかるよう、そして助けになるような、そんな親でありたいと思いますね。

投稿: メリーベル | 2009年6月11日 (木) 11時37分

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