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2010年3月の6件の記事

卒業しました

昨日が卒業式でした
厳粛な雰囲気のきりっとしたという言葉がぴったりの素晴らしい式でした。
卒業証書の授与では六年生が壇上にあがって自作の歌を詠みました。順番に子ども達の声が体育館に響き渡り、それぞれの成長がよく感じられる場面でした。

「四年から始めた野球三年間 やって学んだ続ける楽しさ」 オスカー作

再登校できたときから、ここがスタートだと何度もいい聞かせてきましたが、やはりドラマや漫画のようにはいかなくて、やる気が出ない、面倒くさがる、わがままなどの困った性格を抱えたまま、クラスの他のお子さんよりも回り道をしながら進んできたような気がします。

成長した部分をみるともっともっとできるんじゃないかと少し期待が膨らんでしまい、その後必ず、あーまだこんなこというのかとか、こんなに根気がないってどういうことかな?というような事が起こり、がっかりしたり、あきれたり、イラだったりもしました。そのたびに自分を諌めつつも、そのときの自分は子どもを学校へ行けなくした分を早く取り戻したいと願う気持ちを完全には捨てきれなかったのだと、今となっては思います。
学校生活を続けながら、オスカーは小さな行きつ戻りつを何度も繰り返して・・・・ようやくここまで辿り着きました。詠んだ歌をみると、彼自身も自分について何か思う事があったのだなあと感じさせられました。
壇上で証書を受け取る姿は堂々としていてとても立派に見えました。

その後、PTA会長さんの祝辞の中で「・・・今日この小学校をでたら少しだけ大人に近づきます。これからは大人になる一歩として、自信のない事や嫌な事も恐れずにチャレンジしていってほしいと思います。大人になればそんなことがたくさんあるのです。子どものうちはたくさん失敗をしてもいいのです。いくらでもやり直しができます。失敗は恥ずかしい、嫌だという気持ちがあるでしょうが、それに負けないで挑戦していってほしいです。・・・・」

親御さんとしてのお気持ちがにじみでるような、温かいお人柄そのままのお話ぶり。それにまるでオスカーのことを知ってるかのようなぴったりのはなむけの言葉だったこともあって、心にじんわりと染みました。

その後卒業生と在校生がよびかけあうような形で、みんなで一言ずつ思い出やお礼の言葉をつないでいきました。

「六年生の皆さん、さようなら、さようなら」
「○○小学校のみなさん、さようなら、さようなら」

最後は昔の卒業生が作ったという卒業の歌(この学校にだけ伝わる歌だそう)や蛍の光で本当に終わりとなりました。

私はといえば、会長さんのお話あたりから、もうずっと涙がとまりませんでした。ずーっとじわじわ、ぽろぽろ~。ちょっと止まりそうになると、また子供達の声とか歌が聞こえて「オスカー頑張ったよなー。あぁさようならっだって~」と思うとまた出始める~。晴れの日と思い、いつもよりも厚めに施したメイクは流れ落ちていく~あぁ

式の後は教室に入って担任の先生から最後のお話をきき、集合写真をとったりしました。
他のお母さんに混じってオスカーにカメラを向けるとわざと顔をそむけたり、ハスに構えたり。隣に並んだ先生が私をみつけてオスカーにお母さんあっちよーと言ってくださってましたが、余計下を向いたりして。友達の手前だし、格好つけたい年頃になったんだな。

でも最後にちょっといいことが

二階の教室から在校生が作ってくれる花道に親子で並んで向かうとき、親子で手をつなぐということになっていると周りのママさん達から聞かされました。後ろに並んだ男子のママさんと「まあ、つながないんだろうねー」と苦笑していたら、
「ほらっ、お母さん行くよ」
「え?」
なんとオスカーから手をだしてくれてしっかり握ってくれました。「いいなーうちなんか手をポケットに入れてるのよー」とは後ろのママさん。
いよいよ花道というところで「はい、ここまでだからっ」と離されてしまいましたが、ちょっとしたサプライズプレゼントをもらったようでとても嬉しかったです。

今の気持ちとしてはほっとしたーというのが一番しっくりくるかもしれません。
小学校生活を振り返ってみたとき、オスカーが学校へ行けなくなったときの辛かった気持ちというのは年ごとに薄らいでいるように感じています。それはきっと良い事なのでしょう。人というのは常に前に進んでいけるという証拠でもあると思います。昨日は私達親子にとって本当に晴れがましい日でした。でも、オスカーにとっても私にとってもまだまだ一つの通過点でしかないのだとも思います。彼が大人になって巣立つその日まで~この小学校生活を忘れることなく歩んで行こうと改めて考えた日にもなりました。

、お祝いのケーキを食べながら、主人とオスカーが式で詠んだ歌について話しているのを聞くと

父    「へーえらく立派な事を言ったもんだな~感心だな(ちゃかし気味に)
オスカー「いやあ、まあ正直、続けてやることは面倒くさいわけよ。でも振り返ってみればってことだからさあ」
父  「いやいや、わかるよ。それは正直、誰でもそうだと思うよ。それでもやり遂げられてよかったなと思えたってことだろ。」
オスカー「うん、まあ俺はいろいろ嫌になったりもしたから、まあそんな立派なもんでもないけどとりあえず最後までやれたってところで。だから嘘ってわけじゃないよ。」
父   「もちろん、それはわかってるよ」

ご自分をよくわかっていらっしゃる。口で言うのは簡単だけど、続けるって事は本当に難しい。自分の性格とも向き合うことができたのでしょう。中学でもいろいろあるでしょうから、ぜひこの経験を自分で思い出して活かしてほしいと思います。

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野球も終わりました

この三連休で、オスカーの少年野球もとうとうお終いになりました。
土曜は練習、日曜は最後の試合、昨日の月曜は親子試合で〆ました。

最後の試合は大きな大会ではありませんでしたが、なんと優勝することができました!。怪我人も全員治ってみんなで出場、最後の最後で優勝とは本当に今まで練習して来たことが報われたなあと親子ともに感無量~。

三年間の野球生活をふりかえれば長いような短いような、もう終わったとは信じられません。主人もよく練習や試合につきあい、頑張ってくれました。

まさかあのオスカーが野球を始めるなんて思ってもなかったし、嬉しかったですけど、続くのか?と半信半疑なところもありました。それに主人も私も門外漢で、いろいろとまどうこともたくさんありました。

案の定、この三年間の間に何回も行きたくないと泣いて~やっぱりなーとあきれたり、怒ったりさせられたなあ

オスカーは最後まで野球一筋といった漫画やドラマで思い描くような野球少年でもありませんでした。それでも気のいい仲間に囲まれて、鍛えられて一回りも二回りも大きくなった体をみると、何がしか得るものがあったに違いないと思えます。

とくに最後の半年間の六年生大会にチャレンジすることができ、それは大きな財産になりました。昨日最後の最後に、六年生チームの監督さんが「これで六年生チームを解散とします」とおっしゃたときにはちょっとうるるるる~、あれれ、また私だけか~

とてもよい保護者の方達に恵まれて、わきあいあいとやってきただけに今日を最後にお別れするのも寂しいものがありました。
まあ同じ市内に住んでいますし、子どもの成長とともにまたどこかでお会いできるかもしれません。この先子ども達みんなの成長もまた楽しみの一つになります。

オスカーは
「ああ、長かった~。」とポツリ。
ちらっと顔をみるとはやりきったなというすっきりした表情。

「本当によくやったと思うよ。三年間、頑張ったね。」

「うんまあ、自分でもそう思う。遠征で早起きにも慣れたしなあ。まあバッティングとかはまだまだだけどね。」


ちなみに最後の親子試合はお父さん(&お母さん)チームの勝ち!でした。元野球少年のお父さん達はやっぱり上手なんですよね。オスカーもいつかそんなお父さん達のように野球を楽しめる大人になれるといいなと思います。

さあ、これで本当に全ての行事が終了。明日はいよいよ、卒業式です

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六年生を送る会

カレンダーで登校する日を数えてみると、残すところあと四日。オスカーの右手の骨折もようやく完治。今日からは思う存分体を動かせるのが嬉しいようです。折りしも今日はスポーツ三昧のお楽しみ会だとかで、意気揚々と出かけていきました。

さて、タイトルの六年生を送る会ですが、先週の金曜日でした。普段出不精の私ですが、ちゃんと見に行ったんですよぉ。

一年生と手をつないで入場~。
ひな壇の上に友達と並んで座るオスカー。随分大きくなったわねー。あれれ、もう涙がでてくるー。ちょっと早いわねー。ぐっすん

一年生から五年生までが学年ごとに出し物をしてくれました。

一年生、二年生はかわいい合唱&合奏。呼びかけでは六年生にたくさんお礼を言ってくれました。
三年生はオスカーたちが三年のときに音楽会で歌った歌を合唱してくれました。
四年生は六年生との対決シリーズ。縄飛びや、腕相撲、クイズなどで競い合いました。
五年生は六年生のこれまでの思い出を寸劇で披露してくれました。

どの学年も良く練れていて、懐かしい思いであり、思わず笑ってしまう場面ありで、とても面白かったです。

そして全員で室内ゲームを楽しんだ後・・・・いよいよ六年生の出番です。

「・・・・これまで僕達を支えて下さったみなさんに感謝をこめて歌います。『YELL』、聞いてください。」

六年生の呼びかけの最後をしめくくり、オスカーの声が体育館に響きました。

あ~ここでたまらず、落涙~

もう今のオスカーにあの小さかった頃の面影はありません。
でもそこで目を閉じて浮かんでくるのは、泣いて暴れていたオスカー、覇気のない顔でゲームに没頭するオスカー、転校初日に青い顔して今にも倒れそうだったオスカー・・・・

そしてお世話になった先生方や大学生のお兄さんの顔がつぎつぎ浮かんで~最後の最後、空港行きの船乗り場で先生とお別れするときに先生の胸を借りて泣いたっけなあなんて・・・流れる歌声をバックにしていろんなことが次々と思い出され~。

あーとうとう「その日」が近づいてきたんだなあ。あれからオスカーも私もどれだけ成長できたでしょうか。
毎日毎日前を向いて進んでいるオスカーにとってはほんの一区切りなのでしょうけれど、その日だけはこれまでのことをじっくりかみしめてみよう・・・そう思っています。

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よくわからないけど嬉しそう

「ただいまー あー終わったよー!

「何が?」

「いろいろ、もう面倒でどきどきして頭がわーってなってたことがあって、きょうそれが全部終わったー。心配したことも全部うまくいったんよー奇跡的なんよー。あーよかったぁ。もう全部終わった~。」

「???全然わからへんけど???要するにほっとしたってことね。」

「そうそう、そういうこと~

何か行事あったっけ?中味はさっぱりわからなかったけれど、とにかく嬉しそうな、満足そうな、ほっとしたような顔をしているので何かいいことがあったのだけはわかります。

そういえば昨日の夜、寝るときに私の手を握ってきてたっけ。(小さい頃から緊張するとき、嫌な事があるときに私の手をさわるのが癖でした)緊張してたってことだったんでしょうかねー。

卒業式まであと二週間。毎日六年生としてのお役目を一つ一つ終えているのでしょう。

この日はいつもよりもいろいろおしゃべりもはずみました。先日のお泊りの件も後をひいてはいないようでほっ。私もつられて楽しい気持ちになりました。

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帰ってこなかった!ーお泊りー

土曜日、夕方友達からお泊りにお誘い。(先月にもお泊りしたお宅です。)

構わないが、翌日は九時から野球の練習があるよとつたえると「うん、前と同じだからわかってるよ。朝帰るから大丈夫」ということで出かけました。

翌朝・・・・小雨が降るうっとおしい天気でした。

早朝に野球の練習はないと連絡がありました。オスカーはというと8時すぎても8時半になっても。。。とうとう9時前になっても帰ってはきませんでした。

ここでお泊り先のお宅に電話しようかと思いましたが、日曜の朝なので親御さんはまだ休んでるかもと気を遣ってしまいました。

またこれまでもここのお宅とは親同士でいちいち連絡をとり合うことはなく(特別な事をして頂いたお礼などは言いますが)、お邪魔するしないも、お邪魔している間のことも子供同士でやりとりして、親御さんは親御さんのご都合にあわせてうまく取り計らって頂いていました。

ですからオスカーが帰るといえば帰ってくるだろうし、もしも今日はまだ帰らなくていいと言えば、向こうのお宅の都合が許せばそのまま遊んでもいるということになります。

それと同時に、私は自分の事なんだからそっちから言ってこいって思ってました。電話しなかったのは相手のお宅に遠慮もあったけど、帰ってこないならこないでどうするかは自分で責任とるでしょって思っていました。どうせ寝過ごしたとか、天気をみて野球練習はないと踏んでそのまま遊んでるとかだろうなどと勝手に憶測もしてました。

昨日は小雨がふっていたのですが、子供会の廃品回収がありました。オスカーは戻りませんが、私とトーマは9時に主人に留守居を頼んで出かけました。

9時半に主人から私の携帯に「オスカーがまだ帰らない。でも自分も出なければならない。」と電話が。私もまだ戻れません。鍵をもっていないオスカー。仕方がないので戸口に母が廃品回収に行ってるからそちらに行くようにとのメモをおいて出てもらうことにしました。

10時半に廃品回収終了。オスカーまだ帰ってない~。留守電も入ってない。さすがにちょっと心配になって友達のお宅に電話しました。相手のお母さんは出かけておられました。

「なんで帰ってこないの!?電話もないし、心配するやんか。」
「お母さんこそ、なんで電話してくれんかったん?」
「朝帰ってくるって言ったからよ。待ってたんだからー!
「えーだって俺、電話したけどつながらんかったんよー。二回したよ。」
「えー電話した?電話の前にずっといたけど一度も鳴らなかったよ!」
「嘘じゃない。ただ今つながりませんとかっていったよ。F哉のお母さんが留守なんだったらここで待ってたらいいよって言ってくれたんだよー。

電話口で押し問答になったので一度帰るようにいいました。で、帰ってからどう言う事かと聞くと、

「野球はそのお宅から別の友達に電話して練習がないことを確認した。それで今日もこのまま遊ぶ約束をしたので、うちには電話で了解をとろうと思ったが、電話がつながらなかったから、留守だと思った。でも昼前にみんなで家をでるときにもう一度家に寄ろうと思っていた。」

というようなことを泣きながら話しました。

なぜ電話が通じなかったかはわからないけど、まあ言ってる事に嘘はないだろうとは思いました。ただ私は目と鼻の先のお宅なので電話が通じなかったら一度帰ってくればいいじゃないかと思いました。家族にも今日の予定があるし、オスカーは鍵も持たずにでています(お互いに朝戻るつもりでいたからです)。
近くのお宅、朝帰ってくると言って出かけたら、面倒でも帰るべきではないの?かと。

でもオスカーは「だから、電話した。でもつながらなかった。それに(心配なら)電話してくれたらいいやんか。」って。確かに一理あるなとは思ったけど、そのときはとにかく「帰ってたらわかることだった。約束した時間に帰ってこないのは悪い。」ということを言い通しました。

ちょうどそこへ主人が帰ってきて~また事の顛末を一から話しました。すると「なんで時間に帰らんのかー」って怒ってて、さらには「電話なんか鳴らなかった。それに近いんやから電話なんかですまさんと帰って来んかい!お前は朝帰るって言っただろうがー。F哉の家とうちとは違うんぞー!」といつになく激怒

オスカーは全て納得はしてないような顔をしつつも、主人にはすみませんと謝りました。
その後、昼からも遊ぶ約束をしていたので行こうとしていましたが、主人は「行っていいとは言ってない!」と怒ってます。
で約束は結局断ることになり、その日オスカーは遊びにはいけませんでした。

それからは泣いて、半日部屋にこもりました。遊びに行きたいと泣かれましたー。その後はずっとドラえもんみたいに押入れに入ってたみたいです。

天気と同様、どんよりした一日でした。はあ~


そして今頃~これを書きながら「なんかー可哀相な事をしたかな。そんな怒る事だったかな」って思い始めました。オスカーの言うように九時に電話してやればよかったのかも?。帰らないならその時点で連絡しないのがおかしな話だった?。結果としては逆に留守かもということで待たせてもらうことになり、気を遣ってもらってますし。

ということで、先生に電話して聞いてしまいました。

やっぱり「そんなに怒る事でもないと思います。」とおっしゃいました。
「オスカーはごまかすつもりではなくちゃんと電話をしてるし、野球の確認も自分でして、なかなかしっかりしてますよ。心配したんだったら、彼の言うように九時にメリー
ベルさんが電話してあげればよかったんじゃないかと思いますよ。

そうしてればすぐに事情がわかってそれですんだ簡単な話だった気がします。早朝ではなく九時なら電話するのに失礼な時間でもないでしょう?。

ただ、ご主人がそれだけ怒り出したらまあ反対はしにくいですけどね。かわいそうだけど、ご主人がそう言っちゃったらもうそれで押し通すしかないでしょうね(笑)ちゃんと電話してるから厳しすぎる気がしますが、仕方がないですね。」


主人は外泊して帰ると言って帰ってこないっていうのはけじめがないって思ったみたいです。それに電話通じないんだったら走って言いに来れるだろっていう感じ。これでうちは(変に)厳しい家ってことになるのでしょうかね。うーん、ちょっと苦しいかな。今頃友達に愚痴ってるかもしれないです。

先生にオスカーはしっかり成長してると誉めて頂きました。
お母さんの方がおかしかったのね。ごめんよ、オスカー

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カードの売買

今頃って感じですが、オスカー周りの友達の間で遊○王カード遊びが流行しています。
かれこれ半年くらいにはなるでしょうか。

最初に40枚くらいで構成するデッキなるものを購入してました。以後はパックを買ってカードを入れ替えて、デッキを充実させていくのだとか。

もうずっと前からある遊びなので既に飽きちゃった友達もいて、そういう子達がいいのか悪いのか、ばんばんいらないカードをくれて、オスカー&トーマであっという間に何百枚にもなってます。

はじめは友達もみんな少しづつ150円のパックを買うくらいで、わきあいあい遊んでたけど、しばらくすると家の近くにトレーディングカード専門ショップがあることを嗅ぎつけ、ときどきみんなで行くようになりました。

一度トーマと一緒に行ったときは普通は5枚150円のカードがお宝のようにガラスケースに並べてあって・・・一枚6000円ってどういうこと?!・・・でついていけませんでした。

うちの子供達はお小遣いもあまりありませんから買えても数百円のを一枚。でも友達には2000~3000円もするのを買う子もいると話していました。

である日のトーマとの会話。

「お母さん、K介はね、Y太から2500円で強いカードを買ったってさ」
「えー?そうなの?」
「うんK介がそういった。俺は買ってないよ。だってお金ないもん~あーおごって、お母さん」
「はあ~なに言うてるん、それはないよ

うーん、とうとうカードの売買始めちゃったのか~ヤバいよな~

後から帰ってきたオスカー。

「今ちょっと聞いたんだけど、六年生同士カードの売買してるの?」

「うんそう。Y太とかR平とかその辺が自分のいらんカードを売ってる。俺は止めたほうがって言ったんだけど、ショップで売るより安い値段にしてるからお互い得やし何が悪いんだって言われてさ。親にも何も言われてないみたいだし、何か悪い?って言われたらまあそうかなって。それにK介だけじゃなくってもうH夫とかTちゃんだって200円くらいのは買ってたよ。」

「そうなんやー。H夫もTちゃんもかぁ。うーん。でもオスカーと一緒でお母さんもやっぱりそれはあかんと思う。」

「でももうみんなやってるよ。俺だって3000円とかはだせないと思うけど、200円くらいだったら、買いたいなってちょっと思う。」

「うーん・・・ちょっとこの話はまた後でね」

と、ここで一旦話を終えました。

お小遣いを始める時に友達同士でおごりあい、貸し借りはしないと話しました。これは学校の決まりにもあります。「お金のやりとりは大人でもトラブルの元だから、特に子供のうちはだめだよ」と自分で言い切ろうと思ったのですが、

①「みんなやってるし」などと返されそうだけど、どうすればいいんだろう?
②この先中高生になったらもっとあるかもしれないし、そのときはどう対応するのかな?

と、いまいち自信がなく、疑問もわいたので先生に相談メールをしました。

「基本的には子供同士でお金のやりとりはしないほうがいい。できればそれで押し通して欲しいです。ですが、残念ながら、『みんながやってるのにどうしてだめなのか』と子供に押し切られてお小遣いの範囲でやっているところもあります。

地域の性質に関しては個人の家庭だけで立ち打ちできないこともあり難しいところです。
できれば押し通して欲しいが、もし納得しない場合は、抑えることは難しいので『それなら後はあなたに任せる。お母さんはやってほしくないとしか言えない』と言ってゆだねるしかないでしょう。

中高になったらもっと増えると思いますしが、やはり任せるしかない。いいとは言えないが止める事も難しいという感じです。」


なるほど~よくわかりました。的確なアドバイス、ありがとうございます

「この前の話しだけどさ、やっぱりさ、子供同士で売り買いはお母さん達はしてほしくないんよ。お金って思った以上にトラブルになりやすくて大人でも困ることもあるんよ。お小遣いもらってる子供には責任がとれないことだから、うちでは金額がいくらであろうが友達とは売るのも買うのもしてほしくない。」

「うん、わかった。しないようにするわ。」 

あれ~?結構あっさりでした。案ずるより~でしたね。これは、もしやカード自体にあまり執着がないからかも?。まあ、いいですけど。

やっぱりダメなものはだめなんだけど、だんだん正論だけでは現実には対応しにくいこともでてきますね。とくにお金の使い方は常々家庭の差を実感してますから、この先の友達づきあいによっては難しくなるかもしれないです。

小学生の今でも、まとまったお金をいつももっていて日頃から子供同士でお店で何か買っているグループもあるようです。カードを売ってたのはそのグループの友達でした。オスカーは広く浅くの交流だったのでこれまでは別に困る事もなかったんですが。

「お母さん、これ誰にも言わないでよ。みんな親には黙ってるから。チクリってばれると俺が困った立場になるんだから。」

「はいはい、わかったわ」

こうして親に内緒ごとが増えるのでしょうね。何かするときには自分達が困らないためにちょっと考えてくれるといいのですけど。
これからはこういう貴重な機会をのがさずに、こちらの考えを伝えていけるといいなと思います。

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