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2010年5月の5件の記事

さよなら不登校

上野剛先生の著作、「さよなら不登校」 です。(って、今サラ感大ですみません) 

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四月に東京で開かれた家庭教育推進協会のセミナーにはちょっと遠すぎて行けなかったので、発売日にAmazonで買いました。(近所の本屋さんも覗きましたが置いてなくて・・・・残念です。)

読んだ感想は、「これが自分のときにあったら、あんなにどきどきせずに安心して電話相談できたし、カウンセリングにも余裕で行けたんだけど~」です。当時の私が知りたかったと思える情報が詳しく書いてありましたし、先生のお人柄かな~実は不登校児の親にとってはガーンと思わせられるような厳しい事も優しい文章にくるまれていて読みやすいと感じました。

私は不登校に関してあれこれとネット検索をしているうちに、エンカレッジのHPをみつけて、あっ!と思って電話した口です。
でもやっぱりどきどきしましたね、最初は。どんなふうに言われるか怖かったのもあります。怒られたりしたらどうしようとかね。それに申し訳ないのですが、ネットの情報って良いものとそうでないものが混在してますから、エンカレッジがきちんとした機関かどうか、その真偽を自分の目や耳で確かめるまでは、すこーし身構えていたというか、ここが変なところだったらどうしようという不安な気持ちもありました。(先生、すみません

電話相談をはじめてすぐに、すごい先生だ!と信頼申し上げてはいたのですが、やっぱりその後の親の初カウンセリングのときはどきどきしました。当時は九州在住、子ども達を残すわけにも行かず主人は留守番で、私一人。本当に事務所、あるんだろうか~なんて心細く思いつつ、「大丈夫とは思うんだけど、ちゃんとしたところかどうかこの目で見てくるから」なんて、今から思えば失礼なことを言いおいて、九州から名古屋まで勢い込んで出かけたのです。

結果はもうご存知の通りです。想像以上の手厚い支援をうけることができました。


子どもの不登校に悩んでおられる親御さんはいろいろな本を読まれたり、いろいろなところに相談されたりしておられることでしょう。その中で聞かされる様々な意見にときに傷つき、ご自分を責めておられる方や疲れきっておられる方が多いのではないかと思います。

それにエンカレッジに相談しようと思っても相手のある事なので、受話器をとったり、メールを送るまでは敷居が高く感じたり、私が思う以上にえいやっと勢いがいるのかもしれません。(うちの場合はまだ不登校になりはじめて間がなかったですし、子どももまだ小さく、自分も若かったもので気力・体力もろもろの力が残ってたんですね)

ご本の巻末のブログ紹介欄に恥ずかしながら、このブログも載せていただいておりました。このご本が、誰か一人の専門家に相談したいと思うけど少し不安な方、どこかいいかわからない方、に向けての大丈夫だからという後押しになればいいなと思います。


以前、少しの間でしたが、ネットを通じて悩んでおられる親御さんと接する機会がありました。中には、このような復学支援はカウンセラーの訪問や交流を持つといった点で、よその人を好まない自分の子どもに合わないんじゃないかとおっしゃる方もいらっしゃいました。が、私はそれこそエンカレッジに限っては全く必要のない心配だと強く言いたいのです。

エンカレッジのすごいところは子ども一人一人の性格にあわせて対応していただけるところだと思います。正直なところ、うちも親の私達よりも先生方の方がはるかに息子の性格をわかって下さってると思います。だから、エンカレッジで支援していただくと、その子どものためにならないようなことは起りえないのです。

便利な時代になり、情報はたくさんあり、手に入りやすくもなっていますが、その中から「きちんとした」相談先に出会うことは結構難しいのではないかと思います。

一人でも多くの方がエンカレッジにご相談され、できれば本のタイトルのように不登校にさよならできることを願っています。

余談ですが、今月30日の大阪での家庭教育推進協会セミナーに参加する予定です
みなさん、よろしくお願いします~。

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叱られた

日曜日は自治会主催の校区運動会でした。オスカーは好きではないのですが、トーマがノリノリなので私は大体毎年トーマと一緒に参加してます。うちの地区は人が少ないので毎年、子供会の親がなんだかんだと競技にでることになっていて、全力疾走系の競技はさけて出たにも関わらず、結構きましたね~。

中学校から、奉仕活動?という名目でぜひ参加しましょう~という募集があった(お弁当がでる)ようで、オスカーも友達と一緒に来てました。

中学生の必要な種目にいくつかでて、競技のお手伝いをして・・・結構楽しそう??
お昼がすんでからは出る競技も用事もあまりないとかで、周りの人に断ってそのまま友達と遊びに出かけたようでした。

夕方、疲れ果てて寝ていたら、オスカー君、ご機嫌で帰宅。

大型ショッピングセンターにいったらしい。行くと、隣の小学校出身の同級生にも会ったとかでジュースを飲んで、ゲームセンターでコインゲームをしたとか何とか・・・・。

「子供同士でゲーセンはだめなんじゃなかったかな?」

「うん、まあ。でもおれはそんなお金使ってないし、もらったりしたけど、増やしてみんなでわけて遊んだんよ」

「もちろんお金のやりとりの事もあるけど、ゲーセンに行く事はどうなのかな?」

「うん、まあ・・・」


翌日(月曜日)・・・・・・

「今日さー、疲れたわー」

「そう、何か特別な事でもあったん?」

「いやさー、昨日ゲーセンに行った事が思わぬところから先生に知れて、生徒指導室に呼ばれてめっちゃ怒られたんよー」

「えー!、やっちゃったねー」

「それが、俺らは校区運動会、ちゃんと断ってから帰ったけど、隣の小学校の奴が黙って抜け出しとったらしくて、それが問題になって、そこからどこ行ってたんやという話になって、ゲーセン行きがばれたんよ。野球部の一年のやつら、結構そこにおったから。あいつなーもうーほんとに困るわあー」

「いやいや、それはあいつがどうのじゃないよね。ゲーセン行ったらあかんってこと知ってたよね?」

「うん、まあ。今日、一歩でも足を踏み入れたらいかんのやってまた言われた」

「そっか。知っててやったらもうあかんわね。」

「もう俺はやめる。もう行かん。生徒指導だけじゃなくて学年主任の先生まできてえらいことになったし。」

「そう。叩かれたりもしたん?」

「それはなかったけど。。。でもすごい迫力で、めっちゃ怖かったわ。」

「野球部の一年生だけやったん?」

「いや、それが、何で行ったんだと先生に聞かれてK太が『行ったらいけないと知りませんでした。K先輩やT先輩が行ってたので。』と言ってしまって、それで野球部上級生全員呼び出されて、行ったことある奴は?って聞いたら、全員手をあげたからまた余計に怒られた」

「へー、K太君、正直に言ったんだね」

「T先輩が呼び出されたときにK太に『お前、なんで言うんか!』って言っとった。でもそれも先生に怒られとったけど。」

「ふーん、えらいことになったもんや」

「うん、それで今日は草引きだったんよ」

「え?ああ部活?そうっかーそれで練習着使ってなかったんだー了解」

「そう。総体が近いから今日だけですんだけど。」

「ゲーセンに行ってない一年生の子もおるやろ?T君とかM君とかさ。かわいそうやったね」

「うん、そう思うわ。連帯責任みたいになったから。」


ということで、オスカー、生徒指導室に呼ばれました。早めにわかって先生に注意してもらえてよかったかなと思います。

自由になるお金が家庭によって違うので、お友達や先輩によってはお店によって買い食いしたり、ショッピングセンターでぶらぶらする遊び方をするようです。オスカーも何度か誘われたりもしていたようです。

うちはそんなにお小遣いをもってないので、どうするのかなーと思ってましたが、一回目でこんなことになってしまいました。

本人が行かないという意思があるのにこしたことはないですね。それでも行く子はこれからもやっぱり行くんじゃないかなと思うので、上手なつきあいができたらいいのですが。
部活仲間なので活動に支障がないといいなとも思いますね。

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面倒くさい

連休明け、中学の先生の家庭訪問がありました。(中学でも家庭訪問ってありますか?この辺りでは当たり前みたいなんだけど、軽いカルチャーショック!)

オスカーのいろいろといいところをあげて、褒めてくださいました。オスカーは学級委員に任命されています。

「委員の仕事がいろいろとあって大変なのですが、与えられた役目はきちんとこなそうとしています」とかなんとか。。。。うれしいことです。

ただし、
「毎回小声で、面倒くさい~と言うんですよね。口癖なのかな~。部活に行きたいという気持ちもあるんでしょうね。でも今後、そう思わなくてすむようになるといいなと思ってみています。」

うーん、やっぱりね。同じ事を小学校の時からずっと言われています。

学校ではいいところを伸ばそうとしてくださっているのでしょうが、学級委員とかクラスのまとめ役とか、本人はそういう立場が面倒で仕方がない。やれと言われればやるけれど、自分から好んでやりたいとは露も思っていない。任されたから、期待に応えたいとか、やりがいを感じるというようなことも全くないようです。

「ねえ、お母さん、生きてたらなんかいろいろ面倒くさい事多いって思わん?お母さんはそんなのない?」

「(生きてたらってえらく大げさな)面倒くさい事、そりゃあるよー。やりたくないこともある。最近だと、例えば子ども会の役員とかね」

「俺もよー。学級委員ってほんと面倒くさいんよ。授業終わってさあ部活と思ったら委員だけで集まる会もあるし、授業中も誰も手を挙げなかったら『はい、じゃあ学級委員のオスカー君』とか言ってよく当てられるから全く気が抜けんし。何かと言えば前に出て号令かけたりしないといけない・・・ほんっと面倒くさい」

「へえーなかなか大変そうだね。役がすっごい面倒なんや。」

「うん、面倒くさい!まあ細かい事はもう一人の(委員の)女子が結構やってくれるから任してるけど、それでも男子の委員がって限定のときもあるし。」

「そう」

「こないだだって、体育で隊形練習するときも、誰か号令役を決める事になってて、なかなかやる奴が決まらんから、結局俺がしゃあーねえなって感じで前に出て頑張ったわけよ。自分からよ?俺ってすごない(すごくない?)」

「うん、まあすごい?かどうかはようわからんけど、自分からっていうのはよくやってると思う」

「そうなんよー。それに大抵の奴はしゃべっとっても俺がやめとけよって言ったら聞いてくれるけど、中にはそれでもまたしゃべり続ける奴とか、学級委員に言われても俺は俺のやり方でやるとか言いはる奴もおって・・・まあそいつも悪い奴ってことではないけど、なんでそこまで言い張るのかはようわからんわ。」

「ふーん、いろいろあるんやね、中学は。」

「そうそう、だから、面倒くさい事が満載なわけ」

聞いているとお役目はちゃんと果たせてるみたいです。それにクラスにもなじんで友達ともうまくやっているようなので、学級委員としての立場があっても何の影響もないようですし。

それでも面倒くさいんだなー。

これって、やっぱり私がそう育てちゃったのかな?。

それとももともとそういう性格だからなのかな?。

主人は自分からは決して前には出たくない子だったそうで、こう言う気持ちはわかるといいます。でも私は前に出て自分の思う事をいろいろやりたかった子だったし、周りの期待にも応えたい方だったので、できないことならいざ知らず、できるんだから困ることもないのになんでそんなに面倒なのかな?って不思議に思います。

先生は、「これからの中学生活を過ごす中で、例えば先輩達の姿を見たりして、自分からいろんな立場を背負ってやる必要性を感じたり、今は面倒くさいと思う事や興味のない事の中にもやりがいがあることにも気がつく可能性はあります。というか、結局は自分で気がつくしかないんですよね。そうなってくれるよう長い目で見守るつもりです。」とおっしゃいました。

ただ「言ってる事が相反するようですが、集団生活なので、中学では最初に全体をぎゅーっと締めとかないといけないってところもあっていろいろ細かく指導もします」ともおっしゃってました。

だもんでオスカーにしてみると「面倒くさい」を言わないとガスが溜まっちゃうのでしょうが、少しづつ荷物の重さになれて必要なくなるといいなと思います。

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部活

入学して一ヶ月がたちました。今のところ順調に中学生活を送っているオスカー。

「お母さん、部活楽しいわ」

「へえーそれはいいやん」

「うん、やっぱ野球部にはいってよかった。」

「そう、迷ってたみたいだけどよかったね。どんなところが面白い?」

「野球も面白いけど、先輩とか友達とかと話しとったらなんか盛り上がるんよ」

「へえ~いいねー。」

今は中学生活そのものよりも、もっぱら部活の方に心が向いているようです。
四月の終わりから練習試合、市の大会と毎週末が試合です。野球部は今の二・三年生がようやく試合ができるぎりぎりの人数だったこともあって、十人ほど入った今年の一年生新入部員は歓迎され、重宝がられているそう。少人数がゆえに一年生も試合に出してもらっているようです。

オスカーをみていて一つ、中学になってから変わったなーと思うところがあります。それは、試合の前にぐずぐず言うことがぴたっとなくなったこと。小学生の間はずっと、普通なら試合に出られれば嬉しいはずが、緊張が勝ってしまい、いつも一人気乗りしない風でした。

最初の試合の前日・・・・

「明日、俺試合に出してもらえるみたい。」

「へえーそうなんや。すごいね。でもどう?ちょっと緊張するって感じある?」

「いや、それはもうないよ。俺はそういうのはもう慣れたんよ。守備はまあいけると思う。バッティングは変化球もあるし、なかなか難しいとは思うけどさ」

「そっかー。頑張ってね。お母さんは家で応援しとくわ」

「うん」

野球を始めてから『楽しみだなー。よしやってやろう』というような顔、初めて見たような気がします。一年生の自分が出れば、それまで出ていた先輩の誰かがベンチに下がることになるわけですから、その分責任も大きい・・・その辺りは口には出しませんが、監督からのスタメン発表のときには何か感じることもあるのかなと思います。

ここまで何度か試合がありましたが、私はまだ一度も見にいってません。他の親御さん達は近くでの試合だとちらほらと応援に行かれているようです。主人もこっそり見にいってました。ただ部活動の保護者会というものがあるのでいずれお役目として練習試合での送迎当番がまわってきて行く事になるので、それまではそっと控えておこうかなと思います。

「今日も楽しかったわ。帰りに○○が淵に寄ってきたんよ。」

「ああそれで帰り遅かったんやね。湧き水飲んで、みんなで休憩?」

「いっつもは俺とTだけで行ってたけど、今日は先輩達も一緒に来て、そしたらK先輩がめっちゃ気にいったからまた来ようだって。」

「それはそれは。あそこはわが町自慢の名水やもんね。」

「ところで試合はどうだった?」

「んー負けた。2-0と1ー0。でも今日は初めてヒット打ったよ」

「負けたんは悔しいけど、初ヒット、おめでとう!バッティングも中学デビュー!だね」

「まあ、右中間やったけど、当りはそう悪くなかったよ」

「それならいいね。」

「うん。K○中は強かったわ。(選手)層が厚くって、一年生なんか連れて来てもらえてなかったし」

「へえ。厳しそうやね」

「各ポジション二・三人ずつ控えがいるんよ。それだけで俺らとは違うって思った

「まあ、環境はいろいろだからね。いま居るところでみんなで頑張るしかないよね。」

「うん

ということで、ちょっと一般的に思い描く野球部よりは甘いような気もしますけど、その分すんなりなじめて楽しくやっていっているようです。

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言いたくなる

ゴールデンウイークなんて、ほんとにあっという間でした。いいお天気でしたが、家からさして離れる事もなく・・・。

さてオスカーはといえば・・・この連休に入る前は毎日の疲れが出たのか、風邪で一日欠席しました。寝不足もたまっていたみたいです。疲れていても夜はどうしても早めに就寝はするつもりはないようで・・・彼曰く、「寝ている時間が惜しい」だそう。どうにもゲームやテレビを気がすむまで楽しみたいようですね

連休中は、オスカーは部活の試合や練習、私とトーマは毎年恒例の子ども神輿、主人は残念ながらお仕事とそれぞれに予定をこなして終了~
今日からまた学校生活が始まりました。

毎日6時40分に家の前まで友達が来ます。オスカーはいつも6時には自分で起きてきますが、朝シャン(これも死語?)して、着替えて、ご飯を食べ、準備して・・・友達が来たときには大抵荷物をがたがた自転車に積んでいるか、まだ家の中にいて友達がインターホンをおしてくれる事もあります。

「もうちょっと早くしたら?友達いつも待たせてるじゃない!?」と喉元まででかかりますが・・・口に出すのはやめています。もともと十分に早い出発時間、その友達も別に何も言ってないようだし、もういちいち親が言う事ではないですね。

朝トレにも慣れてきたようですが、朝、体操服でなく制服を来て食卓につく日もあります。
「今日はないの?」
「いや、でも今日は行かんとく」
「そう」
どうやら自主休業らしい。「行かなくっていいの?」って聞きそうになりましたけど、その辺も自分で様子を見てやっているのでしょうから、黙ってみておく・・・に限りますね。

もしも余計な一言を口に出したら・・・・

「もうちょっと早くしたら?友達いつも待たせてるじゃない!?」
「わかってるよ!!」
「そんないい方ないでしょ。あんたが遅いから言うてるんやんか!」
「うるさいな!!」
「何!?その口の聞き方は!」
「ふん!」(バタン!)

「(あれ?制服だ)今日は朝トレないの?」
「いや、あるけど今日はやめとく」
「ふーん、でも勝手に休んでいいの?説明では前もって行かない日を決めとくって話じゃなかった?」
「何?じゃあ俺は休んだらあかんっていうわけ!?・・・・・もぉう!あ
「いや、別にそういうわけではないと思うけど・・・・」

もしも・・・なのでこうなるかどうかはわかりませんが、これまでのパターンから行くとこう言う感じになるかなと想像。
オスカーの問題に口をだすと、オスカーを迷わせたり、不機嫌にさせるだけみたいです。悪くすると、次のときに「俺どうしたらいい?」と私の顔色をうかがわせてしまったり。

生活パターンがかわって、疲れていたり、体調を崩したりする姿をみるとつい言いたくなることもあるのですが、これまで私の場合「言ってよかった~」ということはほとんどなかったので、これからもその方向で見守りたいと思います。

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