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2010年9月の2件の記事

可哀相になるあまり・・・

九月最初の日曜日のこと。
午前中は、私とトーマと主人は地域の廃品回収に参加しました。オスカーは部活休みで朝寝。

廃品回収に午前いっぱいかかったので、お昼は外食してーと私から提案。オスカーはさほど気乗りはしなかったようですが、断るほどでもなかったようで、四人で近くの大型ショッピングセンターへ出かけました。

お昼を食べ終わったところで12時半。

母 「この後、どうする?」

父 「お父さんは別に寄りたい所はないけどな」

ト 「俺はーちょっと寄りたい所あるんだけど。ゲームセンターとか、キッズコーナーとかさ。ドラクエのすれ違い通信できるかなーって思って」

オ 「えー、俺、もう帰りたいんっすけど?」

母 「うーん、まだ12時半だしさあ、長居はしないから、たまにはトーマにもつきあってあげようよ」

父 「じゃあ、お父さんはスポーツ店によって本屋へ行く」

オ 「わかった。俺らはゲームセンターに行くわ」

30分後、本屋で集まりましたが、トーマがキッズコーナーにはまだ行けてないと言うのでつきあうことにし、その間、主人とオスカーは本屋で待つことに。

その結果、店をでる頃には1時半になっていました。ちょっとぶらぶらすれば一時間くらいはすぐですよね。

オ 「今何時?えーもうこんな時間?無駄に時間を費やしたじゃねえかよー

オスカー、えらくご立腹で、家に帰ってからも「もうこんな時間じゃねえかよー」と嘆きながら布団をかぶってくさってしまい・・・・。

そう言えば、「夏休みの最後は宿題に追われて誘いを断ったから、今日は行こうかな」と、朝ちらっと言っていたのを思い出しました。その友達はたぶんもう出かけてしまっている時間。いつもお昼を食べたらすぐ誘いに来る感じなので。

「あー今日は昼から遊びに行こうと思ってたんだなー悪かったなー」と後悔の念が。私はお昼さえ食べられれば後は家族を連れまわすつもりは毛頭なかったのですが、結果的にはオスカーに都合の悪い事になってしまったようです。オスカーも家族に付き合おうと思ってくれていたのだと思います。それにおそらくは気がついたらこんな時間ってとこだったのでしょう。

と思うと、余計にかわいそうだなという気持ちがわいてきて・・・せっかくの日曜日、家族みんなが気分よく過ごせるように~なんて思っていたのに、自分の提案のせいで~と思うと私自身が嫌な気分になってしまいました。

くさるオスカー、滅入る私

そっとしておこうと思いつつも・・・布団をかぶるオスカーに向かって

母 「どうしたん?あんた、遊びに行くんじゃなかったの!?まだ時間あるじゃん!それに昼から予定があるなら何時からってはっきり言えばよかったじゃん。そんなところで布団かぶって。お母さんもみんなの予定がどうだか、いちいち覚えてなんて、やってられんからね!」

ひどい八つ当たり・・・と、オスカーはいきなり起き上がるや否や、ドスドスバターン家を出たら自転車に乗って走り去ってしまいました。

やっちゃったよ~。

後悔に後悔の上塗り。

自分のしたことで子どもを凹ませるとすごく可哀相になって、さらに凹む子どもをみているとだんだんイライラしてきて、最後は凹んでいるその子どもに当たる・・・昔から私にはよくあったパターンです。

夕方、数時間、どこをうろうろしたのか?帰ってきたオスカー。普通どおりに会話して普通どおりに夕食をとり、オスカーがお風呂に入ったところで・・・

母 「この暑いなか、どこへ行ってたんやろう」

父 「今日のはお母さん、言いすぎ。予定言えばよかったとか、そんなこと言わんでええんや。凹んだってそのまま凹ませといたらいいんや。」

母 「わかってるよ!わかってる・・・。私が悪いんよ。お父さんのが正論やわ。」

父 「外食にも行くって自分が言ったんやしな、機嫌悪くなったとしてもほうっとけばいい。」

母 「それはわかるよ。でも今日は遊びに行きたいって朝言ってたから。それでも外食は私にあわせてくれたんやと思う。昼からの予定は深く考えてなかったのもあるやろうけど、こっちの気持ちも考えてくれて言わなかったんやと思うんよ。その気持ちがわかるから、友達と時間が合わなくなったのが可哀相になって。そしたら可哀相を通り越して嫌な気分になって。私はオスカーに腹をたててるんじゃなくて、本当は悪かったねと言ってやりたかった。せっかくのお休みの日だったから機嫌よく楽しくしてもらいたかったんよ。でもオスカーがくさっててとりつくしまがなくて・・・それであんなふうに自分の鬱憤晴らしをしてしまったんよ。本当はしなくてもいいことに付き合わせて可哀相やったなっていう気持ちからなんよ。」

父 「まあなあ~。でもそんなに可哀相に思うほどのことでもないような。もう、あまり子どもに深入りせんと、遠くからみてればいいんやないか?」

母 「お父さんはね、そういう立場でいいし、もともとそういう性格でもあるから、離れてみることが簡単にできるかもしれんけど・・・。普段ね、子どもからの細かいことは全部私のところにくるんよ。楽しい気持ちも嫌な気持ちも、不機嫌も八つ当たりも全部私のところへくる。子どもらはそんな細かい事はお父さんに言わないでしょ?それに最近は思春期でか、オスカーもときどき不機嫌やしね。前はそんなことなかったような場面でもね。それはあって当然と思ってるけど。
そういうのを毎日私がぜーんぶ聞いてるから、子どもに入りこまない様にしようとは気をつけているけど、オスカーの気持ちがどうしても手にとるようにわかってしまって。。。。でもね、今日は私が言った事は悪かったと思ってる。こうならないように気をつけるわね。」

父 「そうしよう」

話しだしたら止められませんでした。私も自分の嫌だった気持ちを聞いてもらいたかったのです。内容は言い訳がましくなっているので恥ずかしいですが、気持ちの整理はできました。最近は子どもに関してここまで思い入れる事はなかったのですが、主人の言うようにちょっと近づきすぎているのかな?

話しているときには横にトーマがいたのでまずいなとは思いましたが。トーマはちょっと困ったような、あーあーお母さん、また何かグダグダいってるよ~しょうがないな~的な、わかったような顔をしてました。

オスカーはさっぱりとお風呂からでできました。友達と行くはずだったリサイクル本屋へいって、お金もないので立ち読みしていたそう。
いつもどおりのオスカーでした。






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夏休みの締めくくりは?

二学期も始まって一週間、相変わらずの暑さに今年はどうなってるの?という中、子供達の学校生活もすっかり軌道に乗ったようです。

さて今年の夏休みの終わりはどうだったか。。。案の定というか予定通りというか、宿題に追われ、あまりみたことのない集中力を発揮していたオスカーです。

「あーあと一週間、いや二日でもあったらなあ」

「あー、もう俺はこの世界から消え去りたい・・・」

とかなんとか、何度も何度も一人言。

「T志や、K朗はもう宿題捨てたとか言ってるけど、俺は諦めんよ。俺は小学校の頃からこういう修羅場をくぐってきて慣れてるからできる。絶対に間に合わす

と、ちょっと聞くと格好いいような事言ってたけど・・・実際は自業自得で溜め込んだ宿題をやってるだけなので、しごく格好悪いんだな~。

そして31日の夜遅く、100%以上の力に、先輩や友達と宿題を交換しあってやるという悪知恵をプラスして、何とか完了した模様。

9月1日の夜・・・

オ 「あー今日はすっきりさわやかな気分。全部出せて気持ちいいわ。おれってちょっと、めっちゃがんばったと思わん?」

母 「その件に関してはお母さんは何ともよう言わんわ。ノーコメントということで

オ 「なんや、ケチやなあ」

母 「ケチって・・・まあ、泣かんかったことはよかったんじゃない?

オ 「そりゃもう、泣くわけないやん。たしかに泣きそうな気分ではあったけど~これくらいで泣かんしよ」

母 「そっか~さすが中学生。まあね、お母さんも宿題を全部出せた事は良かったと思うよ。」

オ 「いや、俺もわかってるんよ、もうちょっと早くやっとけばよかったってことは・・・」

ト 「わかってるって言うけど、わかってるだけじゃだめなんよ。俺みたいに計画的にやったら最後に余裕あったのに~」

オ 「お前はそういうタイプなだけやからな。俺は違うタイプやから。」

ト 「オスカーは毎年、毎年学ばんなあ」

オ 「くそ、うざ、こいつ。野菜食われへん(トーマは偏食)お前に言われたないんじゃ!」

ト 「ふん!」

母 「まあまあ、その辺にしといてよね


宿題は無事に提出しましたが、新学期早々にあった実力テストはヤバかったそうで・・・
中学生は勉強もしないといけないので大変でしょうが、自分の可能性を狭めないよう、二学期もがんばってくださいませ。

母も自分のことを頑張りますからね

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