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無力だなと思う

オスカーは一度引っ越しをしているので、今住んでいるところではオスカーが不登校になったことは学校の先生以外、周りの人は誰も知りません。それももうずいぶん前の話だし、本人もすでに中学生になっているので、今なら仮に知ってもさほど気に留める人はいないかもしれません。そういうわけで、私もネットでは子供の不登校経験母でも、リアルでは大勢の母親の中の一人として生活しています。

東京や大阪に比べればほんとに小さくて狭いこの町ですが、それでも学校へいけなくなっているお子さんの話はちらほらと耳に入ります。
それが知っているママさんのお子さんだったりするとより気になりますが、実際何かできることはとなると・・・話は難しいですね。今までもほかの方のブログでも何度か出た話ではありますね。

昨年、お友達ではないのですが、関わりのあるママさんで、直接中学生のお子さんの不登校について相談というか、話を聞く機会がありました。そのときには、慎重に時期をみて、こちらのことも打ち明けて、もしかしたら参考になるかもと上野先生、藤本先生、水野先生の本をお貸ししました。

不登校とはいっても状況や原因はお子さん一人一人違うもの、彼女のお子さんの状況がどうなのかなんて、素人の私に判断できるものではありません。私にできるのは自分の場合はこうだった、エンカレッジというところに相談したのがよくって、今は学校へ戻って元気にやっているのよというお話をすることだけ。相手が望んでないのに踏込みすぎてはいけないので、慎重に慎重に話をしました。

それでも、いきなり各先生方のところへの相談はしにくくても、今では家庭教育推進協会という窓口もあるし、相談のハードルもかなり低いのでは?・・・・と安易に考えていたのですが、どうやらそういう簡単なことではないみたいでした。ここは何といっても地方だし、いざ相談となるとメールや電話が可能であっても、地理的に遠いことはハンデになるのかもしれません。

でも、何よりも、母親にとっては不登校が自分の育て方のせいなのかどうかっていうところが一番引っかかることなんだと、先日彼女の話を聞いて改めて痛感しました。

母親は、ずっと家にいる子供の姿を見ながらどうしてうちだけが・・・そういう気持ちにさいなまれます。ぽつぽつと私に吐露してくれている辛くてくるしい胸のうちが痛いほどわかるだけに、絶対にあなたの育て方のせいではないよと言ってあげて、少しでも肩の荷をおろしてもらいたい・・・。

だけど、一方で、今はあえて自分を殺してでもきちんと原因を探って、結果、それが母親である自分にとって受け入れがたい事実であって悩み苦しむことになっても、それを受け入れることなしに先に進むことは難しいのではないかなと思っている自分もいます。

もちろん上野先生、藤本先生、水野先生のような方に相談して、それでお母さんのせいじゃなくて実はこうだったんだよというのであれば、一番いいのだけど・・・。でも残念ながら、ごくごく一般的なご家庭でおきる不登校の場合はそうはならない場合も多いのでしょう。

彼女が最初に話してくれてからもう一年以上になります。先日は久しぶりにこれまでのことをたくさん聞くことができ、自身は相談先をや親の会をみつけ、お子さんも少しずついい方向にむきかけているようだと話してくれました。でも私はあまり上手に聞いてあげられなかったと少し悔やんでいます。話してくれた時に彼女が欲しかったのは私の経験談でも、アドバイスでもなく、今彼女が考えて選んでいることへの共感とそれを見守る温かい気持ちだったのかなと思います。

私は上野先生に相談する以外の道は知らないし、相談されたらやはりお勧めしたい。でもそう考えない人がいても、誰かに話を聞いてもらえたことで少しでもその人の力になるのだとすれば、今回の私の役目は「ただ聞くこと」だったのでしょう。

そのただ聞くことが、私には難しいことでした。子供相手にずいぶん鍛えられたと思っていましたが、まだまだでした。

人に対しての無力な自分を感じさせられて、ため息ばかりがでます。

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コメント

メリーベルさん、お久しぶりで~す
また、細々とブログを再開しました~

どうぞよろしくおねがいします。(◎´∀`)ノ

不登校の親御さんのこと、私たち「乗り越えた親の会」のお友達とお会いすると必ずといっていいほど、話題に出ます。
私たちは、今の幸せがあるだけに、その方にも、そうなってほしい想いからですよね。。

親御さんが「子供を再登校させられるなら、どんなことをしてもする」という強い意志がなかったら、1歩前に出ることはむずかしいかもしれませんね
「藁をもすがる気持ちが私たちにはあったね」と言うお話もしています

でも、メリーベルさんがお話されたこと、きっと
お友達の心に残っているとおもいますよ~~

少しでも、よい方向へ行くといいですね。

投稿: テンテン | 2011年11月17日 (木) 07時20分

テンテンさん

お久しぶりです。私もずっと更新してませんでしたので、ご訪問ありがとうございます。次男さん、もう大学生なん
ですね。子供の時間って早いんだなーと思います。
ご家族みなさんお元気そうで何よりです。

>親御さんが「子供を再登校させられるなら、どんなことをしてもする」という強い意志がなかったら、1歩前に出ることはむずかしいかもしれませんね

まさにそのとおりですね。
それにいろいろな道があると思うので、何年後かに大人に
なったときにそのお子さんが幸せであればいいと、純粋に
心からそう思います。

後、思うのは、私は息子が小さいころから親子関係で
ずっと悩んでいたので、自分や子供がお友達の親子とは
違って、どこかが変なんだという認識がうっすらとありま
した。たぶんそれもあってエンカレッジのHPをみたとき
にすとんと腑に落ちたんだろうなと思います。

>「藁をもすがる気持ちが私たちにはあったね」と言うお話もしています

私もまったく同じです。でも自分がそうだったからといっ
て、人もそうとは限らないんですよね。

テンテンさんや仲良しの親の会の方々はもうこんなこと何
度も繰り返して考えられているだろうし、今更で申し訳な
いですが・・・以前のように「どうしてわかってもらえな
いんだろう」とせっつくような気持ではなく、今はもっと
何かもっと冷静な気持ちで考えてしまうんです。


>でも、メリーベルさんがお話されたこと、きっと
お友達の心に残っているとおもいますよ~

そうだといいなと思います。私にできることは誰かに相談
されたらエンカレッジや協会を一度はご紹介し、後は話を聞くことなんですね。

あー長々と聞いてもらって気持ちが整理できた気がします。ありがとうございました。

投稿: メリーベル | 2011年11月17日 (木) 22時20分

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