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2012年2月の4件の記事

子供の領分

毎年、三月に卒業する部活の先輩たちに、後輩たちから色紙を送ります。

お世話ががりとして色紙は私が用意することになりました。オスカーに色紙頼むよと言っても生返事しか返ってこない。はて・・・真っ白な色紙を渡してうまくかけるのかしら?・・・と余計な心配が頭をもたげ、色紙の前でうーんと悩んでいたら、

主人「そんなもん、子供らにまかせとけばいい。適当にするから~」

私「そぉう?でも・・・20人くらいが書くのにさ~きれいに書けるん?」

主人「書けるって!それにきれいに書けなくたって、それでいいんだ。」

私「えーでも、少年野球の時は結構手がかかってたよ。」

主人「それは小学生の話だろ?中学生は違う。」

私「うーん、そうかなあ。まあ去年も書いてるからできるのか~」

主人「できる!」

私「わかった。真ん中の(~さんへなどを書く)枠だけ作って渡すわ。」

主人「それもいらんと思うけどな・・・デザインも自由でいいし、考えるだろ。」

だけど、やっぱり気になって真ん中にうすーく鉛筆で○を書いて、オスカーに託しました。

1週間後・・・・

一枚、書きあがったのがオスカーの机に置いてありました。誰がしたのか、コメント用の枠取りがしてあり、全員のメッセージがきれいにおさまっていました。どの子も自分の言葉でしっかり書いてありました。それに色とりどりで見た目もきれい。

そうかー。こんなに素敵に書けるんだー。

私の○枠もなければもっと違うデザインだってあったかもなあ。

全く私ときたら、子供の力を見くびった上にいらぬお世話をしたものです。

そういえば自分だってその昔、先輩や友達に色紙やサイン帳をあれこれ考えて描いて渡したっけ。

主人はいいこと言ってくれてたのにな。全部聞きいれておけばよかったです。

―子供の問題を自分の問題にしないこと、子供の領分に手をださないことー

私の座右の銘として忘れないようにしなくちゃ!です。

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要するに・・・ってことだろ?

学校では一学期に一回、生徒向けの個人面談があります。

前もって生活や将来の目標、卒業後の具体的な進路希望などをシートに記入してそれをもとに先生と面談するそうです。

「今日面談があって、面倒くさかったわー」

「そうなん。それはお疲れ。」

「俺はさ、将来の夢に○○(サラリーマン家庭からすれば特殊な職業かな?)と書いてて、進路希望のところにはA高校(普通高校)を書いていたら、将来の夢は○○なのに、どうして志望校はA高校なんですか?と聞かれたんよ」

「ふーん、まあそうかもね」

「で、○○を目指していても、まずは普通の高校を卒業してから大学や専門の学校で勉強しても遅くはないんじゃないか、それならここら辺では一番頭のいい高校に行ったらどうかと親が言いましたって答えたんよ」

「は???えー!!親が言いましたって言ったん?coldsweats02

「うん」

「えーそれってどうなんかなーうーん。ちょっとお母さん、恥ずかしいなあ」

「まあまあ。大丈夫だろsmile

「それにだいたいが、そういういい方はしてないと思うけど?。『○○を目指すのはどうしたらいいかはっきりわからないけど、高校でいろいろな基礎の勉強をするのも役に立たないことはないだろうし、そのあとの進路の大学や専門学校にはもっと専門の勉強ができるところがある気がする。』って感じで言わなかったっけ?」

「まあまあ~。だからそれは要するに、頭のいい奴がいくA高校に行くってことだろ?smile

「・・・・なんか、変な感じにまとめすぎだよ、それgawk

「まあまあsmile


以前、学校で職業紹介の行事のときの話になり、いますぐ職業が決まらないならと、上のようなありきたり、かつ現実的な助言をしたことがありました。

正直、○○にはどうやったらなれるのか、私にもたぶん父親にもわかりません。オスカーもどうやったらなれるか彼なりに調べてはいるようだけど、まだまだ現実的な夢ではないように思います。進路だってまだよくわからないというのが本当のところみたい。

親の心の中には、決してA高校じゃなきゃダメと思っているわけではありませんが、できるならA高校を目指してほしいという願いはあります。ここは地方ですし、選ぶ学校の数ももともと少ないというのもあります。
世の中はきれいごとではなく、とくに組織だった仕事につけば歴然とした学歴社会であることは身に沁みますし、専門の勉強をしてないとなれない職業もあります。

でもだからといって学歴だけあったらいいわけでもなく、結局一番大事なのは人間力というか・・・そこらへんのことは口でいうのは難しいことです。それは、子供が成長する中で自分で感じ取ることであり、また自分がどう生きたいかということでもあるので、自分で考えることなんだと思います。

今回、こうやって子供の口から「それは~っていうことだろ?」とまとめられてしまうと、子供は親の考えを全部見透かしているんだなと思い、それでよかったんだろうか?と複雑な気持ちになりました。
もう、そうやって現実をみつめる年齢なのかな。

この先は、自分の夢や現実社会のことなどを自分でよく見つめて、親の助言には、縛られすぎない程度に、でも身近な大人の意見としてちょっと参考にしてもらって、進路を決めてくれることを願っています。

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決意表明

少し前から何かの発表の作文を書くんだということで、ごそごそやっていたオスカー。

何の発表?と思っていたら、毎年2月初めに少年式(昔でいう元服式)という行事があって、そこで決意表明なるものを発表するということが、式の2日前に発覚しました。ここら辺では当たり前の行事らしいです。

当日の朝、オスカーは緊張すると言って、朝練を休んで立派な装丁の作文用紙を広げて練習していました。そして「緊張するので自転車はやめてゆっくり行く」と言って歩いて!学校へ行きました。

私には見に来てほしくなかったそうで、案内プリントもくれないほどだったのですが、まあ時間も取れたことなので行ってみることに。
そうして始まった式はというと、来賓もいらっしゃっていて厳粛な雰囲気のものでした。2年生だけだし、人数は少ないとはいえ、これだと確かに緊張するなという感じ。

そんな中でオスカーは立派に勤められていたと思います。親ばかですね。おそらくすごく緊張していたのでしょうが、何分ポーカーフェイスなのでそうとはわからず、大きな声で読み上げていました。

決意表明の内容は、今までの自分は嫌なことには自らすすんで動くということができなかったけれど、生徒会に立候補した経験をきっかけに、自分からすすんで動くことの大事さがわかり、またやろうという気持ちになったこと。これからもその気持ちを大事にして行動していきたいというようなものでした。

オスカーのこれまでを思えば、本当にそう思ったんだろうこともわかります。経験してみた中に、自分の想像とは違う発見があったようですね。

このようなよい経験をさせてもらえて、感謝あるのみです。

前に「参観などには来ないでほしいというのはなぜ?」と聞いたら、「学校での俺を見られたくない」と。確かに、全然違う。でも違うからこそいいのかも?と思います。

オスカーの決意を主人にも見せてあげようと思ってビデオカメラを構えたのですが・・・記録容量が底をつき、途中で撮れなくなってしまいました。保護者が少なかったので、三脚にカメラをセットした私は悪目立ちしてしまっただけになりましたhappy02

ちなみに、自転車bicycleはどうも壊れていたらしい~緊張するからなんて変な言い訳しなくていいのにな。たぶん、私に壊しただなんだと騒がれるのを避けたに違いない。
近頃はこんなうるさいおばちゃん扱いが多い、くぅ~bearing

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生徒会選挙

少し戻って昨年の話になります。

12月、三年生も受験が近づき、生徒会選挙が行われる時期になりました。

何人かは積極的に立候補したようでした。所属部活動などに偏りがないようにか、先生方はいろんな子に声をかけるそうです。で、部活のキャプテンはもれなくということで、オスカーも放課後に職員室に呼ばれて立候補を勧められたそう。

「俺さあ。毎日今説得されて大変なんよなー」

「へえーそうなん、それは大変やね。どうするか決めたん?」

「いやーまだわからん」

そんなふうに聞いて数日、どうなったかなと思っていたら、お友達のお母さんから「オスカー君、立候補したんだってね」と聞かされました。

そうかあ、立候補したかあ。

オスカーは私には何も言わず、友達と一緒に演説やポスターなどの準備をしていたようです。まあ言わなくても、汚い机にそれらしきものが放置されているのでわかりましたけどね。

「オスカー、立候補したんやってね。今日お母さんの友達が教えてくれた。」

「あー言わんとこうって思ってたんやけどbleah

「生徒会なんて大変なんじゃない?よく引き受けたね」

「うん、まあ、でも選挙とかやってみたら結構楽しいんよ」

「そう、楽しいんやー」

「うん。例えば、各教室をまわって立候補した動機とかやりたいこととかを説明する会があるんやけど、昨日は三年生の教室回ってて、そのときの質問タイムにA君(知り合いの先輩)達がふざけて、やたら『ぼけろ、ぼけろ!』って言ってくるんよ。なのに俺の前の奴がやたら真面目に答えて終わりやがって、俺が?ってなって焦ってさあ。で、まあまあ湧いたんよ。もうめっちゃほっとしたわ。」

「そうなん、選挙活動も大変やなあ。アドリブでようやったやんsmile

「そうなんよなー演説より何より、それが一番緊張したわ。明日の番の奴にもぼけ考えといた方がいいって情報まわしといてやった。」

「ふーん、なんかその選挙活動はちょっと違う気もするけど(笑)。まあ頑張って」

「うん頑張るよ。出た以上は当選したいしよぉー。」

「そうなんや。でも当選したら大変じゃない?前はそう言ってなかったっけ?」

「まあいろいろ雑用もあるらしいけど、それくらいはやるよ、俺は。」

「それは立派な決意表明やね」

「そやろー」

私は説得されても十中八九、断るだろうと思っていました。これまでも生徒会役員だった先輩方からいろいろ話をきいては「俺はそんなのせんよ。そんな面倒くさいことには興味はないから」とよく言っていました。
そこからどういう心境の変化があったのか・・・ちょっと私の想像を超えていましたね。

そして2週間後に投票。オスカーはめでたく当選しました。先生の説得の成果か、例年以上の立候補があったそうで、2倍以上の確率だったとか。当選を発表されたときはうれしくて一緒に当選した友達とハイタッチして喜んだそうです。

「やったねー、おめでとう。ここにきて自分で生活のハードル、あげちゃったねえbleah。」

「うん、まあな。でも大変と思うけどやれると思う。というか、やるしかないしな。」

やる気を出してるオスカー、こんなことをさらっと言うオスカー、別の子では?と思ってしまいました。

そこから一か月、部活動の時間を割かれ、休み時間も無くなったり、苦手な作文を書いたり、掲示物を作ったり、司会をしたりといろいろなお仕事があるようです。でも「君ならやれる」とか「君に任せたい」などと先生方はのせ上手なようで、オスカー曰く、「きわめて真面目に」お役をこなしている様子です。

残りの中学生活も、自分の思うとおりに、頑張っていってほしいと願います。

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