子供の領分
毎年、三月に卒業する部活の先輩たちに、後輩たちから色紙を送ります。
お世話ががりとして色紙は私が用意することになりました。オスカーに色紙頼むよと言っても生返事しか返ってこない。はて・・・真っ白な色紙を渡してうまくかけるのかしら?・・・と余計な心配が頭をもたげ、色紙の前でうーんと悩んでいたら、
主人「そんなもん、子供らにまかせとけばいい。適当にするから~」
私「そぉう?でも・・・20人くらいが書くのにさ~きれいに書けるん?」
主人「書けるって!それにきれいに書けなくたって、それでいいんだ。」
私「えーでも、少年野球の時は結構手がかかってたよ。」
主人「それは小学生の話だろ?中学生は違う。」
私「うーん、そうかなあ。まあ去年も書いてるからできるのか~」
主人「できる!」
私「わかった。真ん中の(~さんへなどを書く)枠だけ作って渡すわ。」
主人「それもいらんと思うけどな・・・デザインも自由でいいし、考えるだろ。」
だけど、やっぱり気になって真ん中にうすーく鉛筆で○を書いて、オスカーに託しました。
1週間後・・・・
一枚、書きあがったのがオスカーの机に置いてありました。誰がしたのか、コメント用の枠取りがしてあり、全員のメッセージがきれいにおさまっていました。どの子も自分の言葉でしっかり書いてありました。それに色とりどりで見た目もきれい。
そうかー。こんなに素敵に書けるんだー。
私の○枠もなければもっと違うデザインだってあったかもなあ。
全く私ときたら、子供の力を見くびった上にいらぬお世話をしたものです。
そういえば自分だってその昔、先輩や友達に色紙やサイン帳をあれこれ考えて描いて渡したっけ。
主人はいいこと言ってくれてたのにな。全部聞きいれておけばよかったです。
―子供の問題を自分の問題にしないこと、子供の領分に手をださないことー
私の座右の銘として忘れないようにしなくちゃ!です。
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コメント
メリーベルさん、私もわかる~~!!と思いながら、読んでいました~~
なぜか、兄のときは何も心配しなかったのに、次男には{大丈夫かしら?」と思ったりして。。
そういう時、私はぶにん先生の「子供を信じることが自立につながる」というブログを思い出しています
一緒にがんばりましょう~~
投稿: テンテン | 2012年2月25日 (土) 07時13分
テンテンさん
>なぜか、兄のときは何も心配しなかったのに、次男には{大丈夫かしら?」と思ったりして。。
思ってました、思ってました~私も。
その背景には、「子供をちゃんとさせないといけない」という強い気持ちがありました。その上、「ちゃんと」という部分に大人の基準をもちこんでいることが多かった私です。
>そういう時、私はぶにん先生の「子供を信じることが自立につながる」というブログを思い出しています
今思えば、当時は子育てにおいて「子供を信じる」という発想は全くなかったです。
幸いにも気が付いたわけですから、もう一度心して、頑張りたいと思います。
投稿: メリーベル | 2012年2月28日 (火) 13時02分