自由・・だけど無制限じゃない
春休みです。部活は一応毎日あるものの、空き時間は楽しく、のんびり、いつものごとくだらだら過ごしているオスカーです。
ある休日。夕飯の支度をしていたら、ドアチャイムが鳴る。玄関から友達らしき声。
「オスカー、ご飯食べに行こうや~」
「お母さん、夕飯食べに行こうって言うんやけど、行っていい?」
「今から?友達同士で?」
「うん、○○とか▽▽とか」
「う~ん、それはちょっとどうかなと思う。それに夜、友達同士で出歩くこと、学校ではどう言われてるん?」
「・・・・やっぱ、だめなん?」
「いいかどうか、お父さんに聞いてみ。」
「・・・・」(聞かない)
「オスカー、なあ、行こうや~」
「いや、俺はやめとくわ、悪いけど行かん。」
「なんで?」
「何でも。とにかく俺は行かんし。お前らだけで行ってこいよ。」
「うーん、わかった。じゃあまたな。」
「おお、またな。」
うーん、私、ちょっと揺らいでました。友達のあまりに普通な誘いぶりに、一瞬行かせてもいいのかと混乱しました。
でも主人の背中はしっかり、だめオーラを発していましたね。無言でもわかるからすごい。
結構な地方なんですけど、大型ショッピングセンターやファミレスなど夜遅くまで営業していて出入りできる施設はあります。春休みなどは昼だけでなく夜でも中高生をたくさんみかけます。
学校で指導対象になる行動を親が許すことは、うちではなしでした。
よそはよそ、うちはうちで、ちゃんと一貫性をもっておかないとだめだと自分に言い聞かせました。
オスカーも主人の背中をみて、きっと一瞬で悟ったんだろうな。
それに何もかもだめなわけじゃなくて、昼間なら友達と食事をするなり、買い物をするなりは自由裁量なんだしね。
でもその自由は無制限ってわけじゃないこと、改めて親子で再確認の出来事でした。
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コメント
こういう、突然くる難題すごく判断に迷っちゃいます~。私だったらついつい、いいよっていっちゃって後からだめだったなぁなんて思いそう。。。
まだ我が家の場合年齢的にないですが、最近PCやりたいって言い出したりでう~んと考えることもしばしば。
友達が比較的自由にPCやれている子が多かったりするのでそれを理由にだしてきたり・・・
ほんと各家庭によりけりですもんね。自分が育ってきた背景もありますしね。
あと二つ前の記事・・・もうひとりでうんうんうなづいてしまいました(笑)
うちはまだ下の子が幼稚園なのでママ友と顔を毎日合わすのでいろんなおしゃべりをしますが、やっぱり感覚の違いは多々あります。とりあえずその場では聞いてやり過ごしていますが。。。
習い事次は何をやらせる?やら高校はスポーツの特待で行ってもらうよ、とか親が夏休みの研究や工作で賞をもらうのに必死で一年前から準備してたり、などなど。
私も家庭教育を学んでいなかったら当たり前にこんな会話をしていたかと思うと怖いです。
とにかく親同士のやりとりが多くて地域的に子供任せにできない部分もあって大変です。
だからみなさんのブログ見て自分の方向性を再確認しています。
私もメリーベルさんのように子供を信じて認めてあげられるようにいつも自分に言い聞かせています。
あちゃ~っていう失敗も多いですが(笑)
投稿: マハロ | 2012年3月28日 (水) 01時10分
マハロさん
訪問ありがとうございますお元気そうで何よりです。
そうそう、恥ずかしながらまだ揺らぐんですね、私。
でも親に許可を求めてくるというのは、「制限されるかもしれないこと」という認識が子供にもあるからでしょうね。なのでこっちは落ち着いて考えればいいのだと思います。わからなければ、ちょっと時間をもらうとか・・ね。
息子さんはそろそろPCですか。考えどころですよね。でもこれからはネットで調べものをする宿題もあるだろうし、徐々に使い方を学ぶ時期かもしれませんね。
うちはずっとパスワード管理していたので、私がいるときだけPCを開けて使うことにしていました。専業主婦だったからできることかもですが。
完全に解禁したのはオスカーが中学になってからですが、さっそく自分のアカウントを作って、ネットサーフィンをし、ゲーム関係の情報を集める、音楽をダウンロードするなど、兄弟ともにかなりな時間を費やしてます。油断すると無駄に時間をつかってしまうのがPCの困るところですね。
うちは今時まだネット接続を有線でしていて、ノートPCなのに使用はリビングでだけになっています。PSPやDSのインターネット接続もPCを通してやるなど、あえて「不便な」状況にしてあります。主人が子供には便利すぎるのはだめというもので。
まあおかげで部屋に持ち込まないなどのルールはいらないし、親に見えるところで使うのが当たり前になっているのでいいんですけど~いつまでできるかな。
マハロさん家でもいい塩梅になるといいですね。
>とにかく親同士のやりとりが多くて地域的に子供任せにできない部分もあって大変です。
大変そうですね。教育に熱心な親御さんが多いのかしら?
でも子供にいろいろ経験させてあげることは決して悪いことではないんですけどね。ただ子供の意思を尊重してるつもりが、逆に子供を操作することになってしまってたら・・・以前の私達親子のようになったりするわけで、それは避けたほうがいい道ですよね。私たちは行きつくところまでいっちゃったので、どうしても・・・ね。
賞をとるとか、特待生になるとか、もちろんそれは素晴らしいことなのでそうなったら子供を褒めてやりたいですけど、そんな特別なことがなくてもやっぱりたくさん褒めてやるところはあるので・・・要は私にとっては(たぶんマハロさんにとっても)どっちでも関係ないってことですよね。
今では子供を人と比べることもないし、子供の将来を必要以上に心配することもないし、子供のあるがままを愛せるようになったことは本当に幸せなことです。
>だからみなさんのブログ見て自分の方向性を再確認しています
そうそう。私もここに書いたり、先生やほかの方のブログを読んで考えを整理します。私も「自分がともすれば間違いがちである」ということは忘れないようにしています~。
投稿: メリーベル | 2012年3月31日 (土) 17時06分