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2013年7月の1件の記事

「それは俺のわがままだから」

毎日暑いですね。外へ出ると干上がってしまいそうです。

夏休みも目前となりました。オスカーの高校生活、勉強?部活???・・・一体何に忙しいのかわかりませんが、毎日疲れるそうです。家では相変わらず、きわめて床に近いところで生活しています。

先日のお休みの日、私は夕方帰りが遅くなって、家で待っていた子供たちに外食を提案してみたら、「面倒くさいけどーまあ近くならいいけど~」って返事だったので、本屋かどこかに出かけていた主人にも連絡して帰ってきてもらうことに・・・。

「お父さんが帰るまでに出る準備しておいてよ~」

「ウイーっす」

部屋でごそごそ着替え。

「あーオレ服ないわ~」

「ごめーん、オスカーの今年の夏ものは買ってないわーもう趣味もわからんしと思って」

「うーん、なんか上にはおるものがないなー」

「近くなんやから、そのTシャツでもええやん。ジャージでも許すけど?」

「・・・いや・・・・オレやっぱ、家におってもええかな?」

「え?でもおなかすいてるんちゃうの?結構待たせたしね。」

「いやまあ、空いてるけど、まだ待てる。それにラーメンとかでいいし」

「そおう?そんなんで、ええの?」

「ええんよ。なんか誰かに会いそうで・・・」

「ああ、近くやから、学校の子が来てそうなんやね」

「うん、まあ、おらんかもしれんけど、なんか(家族で外食って)恥ずいし」

「そっかー、じゃあ私とお父さんは行かせてもらって、帰りになんか買ってくるのでいい?」

「それでええよー。」

「ごはん作るのさぼって悪いねー。」

「いやいや、れは俺のわがままやから。遠慮なく行ってきて。俺も(夏の)服買えたら一緒に行くわ(笑)」

「わかった(笑)、じゃあ行かせてもらうわねー」


ということで、主人と二人近くのお店でおいしく食べて、子供には帰りに買ったラーメンなどとありあわせのもので食べてもらいました。

母親が夕食作りをさぼったという締まらない話なんですけど、私だけは一人嬉しがってました。「それは俺のわがままやから」ってなんか大人みたいなこと言っちゃってーと。

オスカーが夕食のメニューやら外食に出かけること一つとっても、いちいちすごい我儘を言っていた日々を思い出す度に、こんな会話ができることが私の気持ちを温かいもので満たしてくれます。

同じ子が、育ち方一つで、すごい我儘にもなるし、こんな風に相手を嫌な気持ちにさせずに自分の気持ちを伝えられるようにもなれる。

すごいことだと思います。人間はどんどん変われるっていう精巧な生き物であることがとても興味深いことに感じます。

毎日の生活の中の子供達のちょっとした言動が今の私の活力になってます。もう少しの間、私を楽しませてねー。

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