カテゴリー「日記・コラム・つぶやき」の29件の記事

家庭教育って

ぶにん先生のブログで家庭教育に関するアンケートを募集していたので、私なりに答えてみました。

アンケートの中に次の質問がありました。

お子さんが5歳の時にタイムスリップしたとしたら過去のあなたにどのような家庭教育のアドバイスをしますか?

コメント欄にはこの質問に対して、たくさんの方が心のこもった言葉を並べられていました。

そのときに、いつも心の片隅にある思いがふとわいてきて・・・。

もし私が10年前に戻ったとき、この心のこもった言葉の数々を聴いたとして、果たしてこの大切さが心の底から理解できたのだろうか?と。

私自身、質問の回答をしておきながら、その自信はありません。私は不登校になるずっと以前から息子の子育てに悩んでいました。でも矛盾するようですが、一方で当時の私には自慢の息子でもあり、私自身も良い母をしていると思っていたので、自分の子育ての間違いを認め、改善することが受け入れられるような状況ではなかったと思います。
残念ながら、不登校になって初めて状況を打開しなければと必死になったことで、今の息子や私があるように思います。

今も不登校の問題にはいたらずとも、たとえば思春期でお子さんとの関係に悩んでいる、比較的子育てに熱心なお母さん方は私の周りにも珍しくはありません。ですが、その子育てに熱心な方々であっても、それを改善して子供とわかりあいたいと本当に思っているかどうかについては甚だ疑問があります。

ぶつかりあってさんざんだった話をたくさん聞いても、結局最後は「子供が反抗期だからしょうがない」の一言でまとめられてしまってるような気がします。あるいは、親御さんの心の中で「子供によって性格が違う。うちの子は違うんだ」とうちの子には対応不可能とはなから決定されています。
つまりは子の反抗的な態度について「子供(性格ふくめ)に原因があり、自分は親としての役目を果たしているだけで悪くない」という親側の論理と「親とはみな口うるさいものだ」という固定観念があるように感じます。

悩みがある母親同士でそのような結論をもった上で愚痴りあって日々をすごしているというのも現状の一つです。10年前の私はその一員でした。変えたいのか、変えたくないのか・・・。結局は個人的な問題なのでどうしようが個人の自由なのですけれど。

子供のことで悩んではいても、他にも同じような人がいるとか、そういうものなんだと思っている場合には、せっかくのよい意見も心にはひびかないし、仮に取り入れても中途半端に終わり、効果がないというようなことになってしまうように思います。

また特別に家庭教育とは何ぞや?と考える必要もなく、問題なく子育てをされている方も大勢おられますから、こんなに子育てに翻弄され、とらわれてきた自分って一体なんだったのだろうか、どうして私は普通に暮らして普通の親になれなかったのだろうかといまだに思うこともあります。

要するに不登校児の親の経験者として回答をしたものの、それが誰かのお役にたつのかどうかは怪しいものだ(言った本人が昔の自分には届かないかもしれないと思っている)と懐疑的な自分もいるということ。

だからこそ、先生方の地道な活動が、家庭教育を学ぶ機会や教えてくれる人がいることを世の親御さんに知らしめ、それを欲して、学んでみようとする流れのようなものを起こそうとしている、すでに起こっているということなのでしょう。私たちの思いをすいあげて、先生方が公の場で発信してくださることで、耳を傾け、役立ててくれる方々が増えるのかも。

そう考えると、先生方の日々の活動に頭がさがります。

子育ての問題は根が深いと思います。母親になったらほとんどの人はみんな一生懸命、子供のためにと努力しています。努力しているからこそ、その方向違いを認めることは自分の根幹を揺らがせるような大問題になってしまいます。

先生のような力のない私には傾聴するくらいしかないかな。

悩む人の話をひたすら傾聴することでなにがしかの助けになるのか。。。。

とはいえ、傾聴は難しい。根気がいることです。

子育てのことにとどまらず、私自身の親の悩みや愚痴に対しても、どう対処したらいいのか・・・つい何か言いたくなったり、言うことを受け入れてほしいと思う自分がいて、徹しきれない迷いの日々です。

| | コメント (1) | トラックバック (0)

スマホ!

PCは持っているけれども基本アナログな私。なのに、先日、とうとうスマホを手に入れた。ずっと欲しかったというわけではなく、単に携帯が買い替え時にきたために、ショップに見にいって、どうせ替えるならというなりゆきで即決。私は携帯の使用頻度が少ないだけに月額の定額料が上がってしまうのは家計的には痛いとわかっていたけど、少しの興味と2年使えばスマホ本体無料の甘い誘いに屈した。

「百聞は一見にしかず」というのはよく言ったもの。今更だけど、すごいわ・・・まさに小型のPCだ。PHONE とか名乗りつつ、すでに機能のほうがつけたしって感じ。画面がするするスムーズに動くのが思った以上に心地いい。

今までTVで見てふーんと言ってただけだったけど、ジョブズってすごい人だったとここで初めて実感した。(買ったのは製品じゃなくけど)

割引条件とかなんとかで、二つほど有料のアプリに加入させられたので、どうせならと使ってみる。うーん、音楽ダウンロードははもちろん、すぐに映画もみられて、本もペラペラページをめくるようにして読める。

もっともPCでも既にできることなので珍しくはないけど、いつもの小さなバッグにポンと入れてどこにでも持っていって使えるというのはなんだか新鮮だった。私は一人で出かけるときにはいつも、手持ち無沙汰にならないように文庫本を持っていくのだけど・・・これがあればいらないかもなあ。それに。。。布団の中に入ってから気が付いたのは、バックライトで光るので暗い所でも読めるんだ~ってこと。

ただ一つ残念なことは、すっごく電池を食うこと。よく使う人は予備の充電器?なるものを持って歩いているそうだ。

震災を経て、原発や電気のことも含め、いろんなものを持ちすぎてる生活がどうなのかなと思っていたけれど、一方でこんな面白い進歩をみせられてしまうと人はもう今の便利さを手放せないだろうなと、自分のこととしても切実に思う。

買って2日ほどは、新しいおもちゃを買ってもらった子供のようにあいてる時間はすべてスマホにつぎこんだ私。

「あーあ、おかあ~さ~ん、またやってるんか。ちょっとやりすぎなんじゃないん?」
とうとうトーマに言われちゃったよ。

だってさあ、すぐ時間たつんだもん~

子供がゲームや携帯に夢中になる気持ち、すごくわかった。でもまあ一通り必要なアプリを入れてカスタマイズしてしまえば、私の場合はやっぱり電話とメール機能が主になるような気はする。

便利な機械も道具の一つ。道具に振り回されてたら本末転倒で、現実の生活に活かしてこそ価値あり、なんていつか子供に言ったような気がする。(えらそう~)

こういうものとのつきあいは子供の方がよほどわかっているかもしれないけど、オスカーの携帯デビューが迫ってきているようなので、どんなものかわかってよかったと思う。

スマホはうちでは私限定でいこう!私よりアナログな主人もまだまだ携帯でいいわ~

| | コメント (4) | トラックバック (0)

とりとめもないこと

子供のことー学校生活も勉強のことも友達関係のこともすべてを知ることはできないし、私が知っている範囲の息子の状態もそれでいいのかどうか、この先どうなるのかもわからないのだけれど、とにかく「余計な心配」をしなくてすんでいる自分に安堵する日々。

息子はもうすぐ中3だけど、実は受験のこともほとんど心配はしていない。それは成績がどうこうということではなく、世の中の15歳の子がみんな通る道だから、うちの息子だけがその試練を乗り越えられないはずはない、というか、乗り越えるに違いないという変な自信があるから。

不登校経験のあるお子さんたちが頑張る姿をブログを通じて見聞きしているからというのも大きいと思う。


なので、はたからみれば、ちょっと楽観的すぎる放ったらかし気味のいい加減な母親なのかもしれない。
参観にもほぼ行かないし、実は部活の試合も運動会も文化祭もあまり興味はない。でもたまに見に行って「よかったよ」と言ってやれば、それなりに喜んでいるようなのでたまに!は行ってやってもいいのかもしれないけど。
ゲームのこともPCのことも任せっきり、片付けなんかのしつけもあんまりしてない~。

子供が大きくなってもうあまりママ友達とは会わなくなった。それでも、何か月かに一回くらいは主婦の息抜きとして集まる。いろんな話をする中で話題の一つとして子供の話もする。だけど、それに関してはあまり共感されないので、すこーしもやもや感が残る私。

この前は、「子育て本なんかうちの子には何の役にも立たなかった」という声もあったけど、私は結構役に立っているので、そうかなあと。。。でもそれを頑なに主張するところでもないので、聞き流す。

聞き流すけど、やっぱり、そうだよねーと誰かに共感してほしい気持ちもある。思春期だから子育ての悩みはあって当たり前ーなのではなく、全てではなくても解決できる悩みもあり、子供となるだけ気持ちよく暮らす方法もあるのでは?と言いたい。ただそのためにはいったん頭を真っ白にして、子育て本にあるような専門家の意見を取り入れてみることも大事だと思うんだけど。。。
そして何よりも、毎日学校へ行ってるだけでも十分なんだと、声を大にして伝えたい。

ゲームだってどうして自由にしちゃダメなのかな?オスカーはDSもPSPもプレステもWiiも持ってるし、確かにすごく長時間やってきたし、だらだらもしてるけどぉ、・・・・本も読むし、話をしてるとお馬鹿なところもあるけれど、他のことにも興味が広がってるし、いろんな考えを持ち始めたようだし、着実に成長はしてるよ。
ゲームを与えるのを遅らせるとか、制限してれば違うオスカーがいたのかもしれないけれど、今のオスカーでも私はいいと思う。
まあこんなことは主人とだけそういって納得しあっていればいいことなのだけど。

多くを望まなくても目の前に着実に成長していく子供の姿が目の前にあればそれでいい。


でもこれは理想論で現実的ではないらしい。

今の厳しい現実社会を生き延びるにはそれでは足りないらしい。

先生から学んだことや参考にしてる子育て本に書いていることは決して理想論ではなく、それこそが社会に出た時に役に立つ力を育てているんだと、リアルで話してみたい。

共感してもらいたいけどしてもらえないだろうな~何言ってんだかってことになるね、やっぱり。ここで一人つぶやいているのがちょうどいいんだろうな。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

やさしい虐待・・だそうです

夜の七時のNHKのニュースが終わると続いてクローズアップ現代という番組が始まりますが、先日は「やさしい虐待~よい子の破たんの陰で~」と題して不登校の問題を取り上げていました。

「やさしい虐待」というのは私は初めて聞きましたが、長谷川博一氏(東海大教授)が使われている言葉だそうで、「子供の幼いころのわがままや甘えをわかり認めず、幼いころからしつけや教育を押し付けることで、そのことで子供の自己肯定感が育くまれず、対人関係をうまく結べずに不登校などにさせてしまう」という意味だそうです。

前半はお子さんが二人とも不登校になったお母さんのVTR。

成績優秀な息子、礼儀正しい娘になってほしいと、頑張って子育てをされていた。例えば、娘さんが小学生のころ、親子交換日記をして、今日すべき宿題や習い事、家庭学習のことやこうあってほしいという親の思いなどを毎日こまごまと書く。ノートには「だらだらした子は大嫌いです」「きちんとしなければ頭が悪くなるよ」「どうしてきちんとできないのか」などのしつけの言葉、叱咤激励の言葉が並んでいる。

そのうちに娘さんが日記に心のSOSを。「いつも一人。何の手間に生きてきたのか、死んだ方がいいのか・・・」そのときのお母さんの返事は「お母さんこそあなたにいじめられて死にそうだ」と。やがて中学生になった娘さんは友人関係のトラブルから不登校になる。お母さんは「自分も思春期にはいろいろなことを乗り越えてきたのに、逃げてしまう娘が許せない・・」と思う。

後半はこういう問題を克服するにはどうしたらいいかの話へ。

長谷川氏は、やさしい虐待に陥った原因の一つに「親自身へのやさしい虐待の連鎖がある」としていました。前半のお母さんもそうだったように、お母さん自身がいわゆるいい子であることが多いそう。
VTRでは別の親子を例として、やさしい虐待と知らずに育てられた親自身が、自分を見つめなおすことで変わっていき、子供への対応の仕方が変化したり、子供が自ら親の変化を感じたりして、子供の状況が好転していく様子が紹介されていました。

良かれと思って親が一生懸命やっている子育てがやさしい虐待と言われるようなことになってしまう部分は、経験者として身につまされながら見ました。後半の部分は、必ずしも不登校などの問題を抱えるすべての人がやさしい虐待の連鎖で説明できるとは思わなかったけれど、親が自分を見つめなおすことが、親自身が変わり、また子供が変わる一歩であるという点には共感できました。

途中、番組のコメンテーターの重松清氏がこういいます。
「昔はいわゆる教育ママがいたが、今は(教育ママのように)子供をもっと幸せにするぞというよりは、今は親が子供を失敗させないように、失敗させたらだめだと、子供の失敗にすごく敏感になっていて、子供を不幸にしないために親がせっぱつまっている感じがする。今のいい子はうるさい親に反抗・反発するのではなく、親の期待に応えようと頑張って自分を消耗させている。
また、親が無意識に良かれと思って言っている言葉が、子供の胸には深い傷を残していることもあるのではないか。
ただ、ちょうどいいしつけ、ちょうどいい期待ってどこにあるのか?親はちょうどいいつもりで子育てをしているわけで、その結果が不登校になってしまったら悲しいこと・・・・。」

作家だからかなーうまいこと表現する。
「不幸にしないためにせっぱつまる」って私のことだ。オスカーの性格には失敗を恐れるところがあってずっと何とかならないかと気にしてきたけれど、親の自分も自分の失敗に敏感になってたな。とにかく子育てを成功させないといけないと思ってたから。成功とは、テレビの中のお母さんと同じく、優秀で礼儀正しい子に良い子に育てあげること。それに子供のためにいろいろ言ってる言葉が、かえって子供の胸に傷を残すって・・・ほんとにそうだったもんなあ。

前半のお母さんが「(以前は)子供が不登校になったことには自分は関係ないと思っていた。子供の性格や子供の何かがそうさせてると思っていた」と言っていました。子供のために良かれと思って頑張ってるからこそ、子育ての結果がでないことに苦しめられ続ける。その上にそれが自分が育ててそうなったんだとわかったら、自分を責めずにはいられないし、彼女は今、本当に苦しいだろうと思う。私も同じことをしてきたから、あの苦しさの味がわかる。
テレビでこうやって問題として取り上げても、万人に通じる解決法が示されているわけではないから、こういう番組は大抵もやもやさせられたまま終わる。

私もオスカーがたまたま不登校になったから今の自分があるだけで、自分では子供のSOSに気づきもできなかったのだから、えらそうなことは言えない。
それにじゃあ経験者として「ちょうどいいしつけ、ちょうどいい期待」ってなんなのかってことをみんなに向かってうまく答えられそうにもない。私は私が学んだ今の親子の距離を保ちながら、毎日オスカーの顔をみて、これでいいかな、こうかなって考えてやっていくってことだと思う。

誰でもする子育てではあるけれど、わからないなと思ったときを逃さずに、なにがしかの手段で学んだら、自分たち親子の「ちょうどいい」の基準がわかるようになるかもしれないとだけは言えるかな。

| | コメント (6) | トラックバック (0)

無力だなと思う

オスカーは一度引っ越しをしているので、今住んでいるところではオスカーが不登校になったことは学校の先生以外、周りの人は誰も知りません。それももうずいぶん前の話だし、本人もすでに中学生になっているので、今なら仮に知ってもさほど気に留める人はいないかもしれません。そういうわけで、私もネットでは子供の不登校経験母でも、リアルでは大勢の母親の中の一人として生活しています。

東京や大阪に比べればほんとに小さくて狭いこの町ですが、それでも学校へいけなくなっているお子さんの話はちらほらと耳に入ります。
それが知っているママさんのお子さんだったりするとより気になりますが、実際何かできることはとなると・・・話は難しいですね。今までもほかの方のブログでも何度か出た話ではありますね。

昨年、お友達ではないのですが、関わりのあるママさんで、直接中学生のお子さんの不登校について相談というか、話を聞く機会がありました。そのときには、慎重に時期をみて、こちらのことも打ち明けて、もしかしたら参考になるかもと上野先生、藤本先生、水野先生の本をお貸ししました。

不登校とはいっても状況や原因はお子さん一人一人違うもの、彼女のお子さんの状況がどうなのかなんて、素人の私に判断できるものではありません。私にできるのは自分の場合はこうだった、エンカレッジというところに相談したのがよくって、今は学校へ戻って元気にやっているのよというお話をすることだけ。相手が望んでないのに踏込みすぎてはいけないので、慎重に慎重に話をしました。

それでも、いきなり各先生方のところへの相談はしにくくても、今では家庭教育推進協会という窓口もあるし、相談のハードルもかなり低いのでは?・・・・と安易に考えていたのですが、どうやらそういう簡単なことではないみたいでした。ここは何といっても地方だし、いざ相談となるとメールや電話が可能であっても、地理的に遠いことはハンデになるのかもしれません。

でも、何よりも、母親にとっては不登校が自分の育て方のせいなのかどうかっていうところが一番引っかかることなんだと、先日彼女の話を聞いて改めて痛感しました。

母親は、ずっと家にいる子供の姿を見ながらどうしてうちだけが・・・そういう気持ちにさいなまれます。ぽつぽつと私に吐露してくれている辛くてくるしい胸のうちが痛いほどわかるだけに、絶対にあなたの育て方のせいではないよと言ってあげて、少しでも肩の荷をおろしてもらいたい・・・。

だけど、一方で、今はあえて自分を殺してでもきちんと原因を探って、結果、それが母親である自分にとって受け入れがたい事実であって悩み苦しむことになっても、それを受け入れることなしに先に進むことは難しいのではないかなと思っている自分もいます。

もちろん上野先生、藤本先生、水野先生のような方に相談して、それでお母さんのせいじゃなくて実はこうだったんだよというのであれば、一番いいのだけど・・・。でも残念ながら、ごくごく一般的なご家庭でおきる不登校の場合はそうはならない場合も多いのでしょう。

彼女が最初に話してくれてからもう一年以上になります。先日は久しぶりにこれまでのことをたくさん聞くことができ、自身は相談先をや親の会をみつけ、お子さんも少しずついい方向にむきかけているようだと話してくれました。でも私はあまり上手に聞いてあげられなかったと少し悔やんでいます。話してくれた時に彼女が欲しかったのは私の経験談でも、アドバイスでもなく、今彼女が考えて選んでいることへの共感とそれを見守る温かい気持ちだったのかなと思います。

私は上野先生に相談する以外の道は知らないし、相談されたらやはりお勧めしたい。でもそう考えない人がいても、誰かに話を聞いてもらえたことで少しでもその人の力になるのだとすれば、今回の私の役目は「ただ聞くこと」だったのでしょう。

そのただ聞くことが、私には難しいことでした。子供相手にずいぶん鍛えられたと思っていましたが、まだまだでした。

人に対しての無力な自分を感じさせられて、ため息ばかりがでます。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

『男の子がやる気になる子育て』

前回、オスカーの成績がだんだん振るわなくなってきていることをちらっと書きました。宿題も少ないのか?家で勉強する姿はほぼ皆無。復学してからは勉強も本人の問題~というスタンスでやってきましたが、はてさてこれからも私は今のままでいいのかしらん?とちょーっと気になっていました。そんな折、本屋の子育て本コーナーでいろいろな本を順番にみているうちにみつけたのがこの本

「男の子がやる気になる子育て~一歩踏み出す力を与えたい~」 (川合 正 著)

ダイレクトすぎるタイトルにあまり期待もせず最初の三ページほどを読んでみたら・・・結構いいかも!と直感し、そのあとも拾い読みしていくと、アイメッセージなどの聞きなれた用語もあり、「聞き方は20秒寄り道」とか、「ヤッター貯金」とか「話盗人にならないで」とか・・・興味をそそられて、即買いしました。ご参考に章タイトルあげときます。

第一章 よりよい親子関係を築くために

第二章 あなたの子どもがやる気になるとき

第三章 親子の悩みが消える魔法のコミュニケーション

第四章 子どもの成長を邪魔する言葉と口ぐせ

第五章 あと5分、子供の話を聞いてあげよう

第六章 男の子をタフに育てるということ

第七章 子供がもっと、伸びていくために

読み終えて・・・買ってよかったー今まさに私がとるとよいであろう対応をここにまとめてくれているように感じました。

著者は私立中学・高校の校長先生。勤務のかたわら、心理学やカウンセリングを学ばれ、「親と教師の学習会」をたちあげられて家庭教育においてよりよい親子の関係をつくることに力をそそがれてきたそうです。本からはこの年頃の子どもの心理を実によくわかっておられると感じ、それは本文中にでてくる生徒との会話にもよくあらわれています。

また、章の冒頭にはそれぞれの内容に即した生徒の詠んだ短歌が並べてあり、それらもなかなか本音が出ていて面白いです。

今日もまた勉強しようと思うとき 母がどなりてやる気がうせる(中1)

宿題の仕上がり気にするわが母の 声によく似るつくつくぼうし(中2)

お母さんお皿割っても苦笑い 僕が割ったら怒ってばかり(中2)

家につきほっと一息でてしまう やっと終わった今日の一日(中3)

親についての歌はどれもこれもちょっと苦笑いになっちゃいますね。
最後のはどの子も一日一日外で精一杯頑張っているんだなと、家にいる姿をみるとつい忘れそうになる事を思い出させてくれます。

肝心の本の内容をまとめるのは無理そう~全部ふむふむと思ったもので。一言だけいうなら、私は子どもの不登校経験から子どもの問題は子どもに任せて見守ることの大切さを学んだけれど、この本にはそれとともにもう一歩進んで、思春期の子どもが成長するために親は何ができるか、具体的にどう言葉をかけ、どう接すればいいかというようなことが書いてあるかなと思いました。
復学して以降も電話相談やセミナーなどで先生方から教えていただいてきたことに共通するものがあると私は思うのですが。

きっと中学生・高校生の男の子をお持ちの親御さんには最初から終わりまであますところなく、役に立つ内容だと思います。なまじ私が紹介するよりも読んでいただいたほうが手っ取り早いと思いますので、興味のある方は是非お手にとってみてください~。
(もしかしてどなたかがすでにご紹介されているかも・・・ですけどね。)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

もう11月~

日常の煩雑さに負けて・・・ご無沙汰しています。夏休み明けからまたパートに出ていて日中の時間が埋まってしまうと、どうしても気持ちがPCから遠ざかってしまいがちな私。昔から日記は三日坊主だったので、ブログになっても同じことですね。

さて、近況ですが、家族みんな元気にしています。

9月後半は暑さに閉口しながら、小中の運動会であっという間に終わりました。
中学の運動会は何だか走ってばっかりって印象でしたが、とても迫力がありました。

10月は地方祭のお休みがあったり、特に小学校はなんだかんだと土日に行事があり、その振り替えで結局半月くらい休みでした!!授業数はどうなってるの?って感じです。

オスカーはすっかり中学生活が板についたようで、くさることもなく元気に登校しています。部活も彼らしくほどほどに頑張っているようです。ただし、家庭学習を全くしないため(まあそれだけじゃないのでしょうが)、成績は順当に下降しています。先日の中間テストの結果を見ながら、私と主人とオスカーで顔を突きあわせて勉強は大事だよ的な話をしたのですが・・・・どう思ったかは定かではありません。
最近は部活の仲間同士で近くの海でのちょっとした釣がマイブームのよう。小さいのが結構釣れるらしいです。

トーマは結構きちんと生活をしているかもしれません。学校から帰宅後は外で遊んだり、ゲームをしていたり。夜はテレビをみて、おもむろに宿題にとりかかり、時間がくれば静かに布団に入ります。自分で時間管理ができるタイプのようです。誰に似たのかな?

私は外に出ているせいか、毎日が飛ぶように過ぎています。きっとこのままあっという間に年末がくるんだろうと思います。

話は飛びますが、先日FEPAからの会報が届きました。
中味が濃くて読み応えがありますね。先生方がお忙しい中でこんなにたくさん書かれていることに、驚くとともにスケジュール的に大丈夫なのかとちょっと余計な心配をしてしまいます。クリスマスプレゼントや流行してるゲームのお話などは、一般的な上っ面のことではなく、今の子どものリアル~な気持ちや生態をつかんでおられる先生方ならではのお話だと思いました。

(会報をみて先生の顔が浮かんで、慌ててほったらかしブログを更新しにきてるの、バレバレですかね

そんなこんなで、元気に生きていることをここにご報告して今回は〆ます。ではまた~



| | コメント (0) | トラックバック (0)

夏休みしてます!

ご無沙汰していました!すみません~
二ヶ月ほどの期間限定の仕事、終わりました。案の定、家では朝も夜も時間に追われてしまいましたが、私にとっては新たな発見いっぱいの充実した時間となりました。

その間は、みなさんのように子どもの事についてブログを書いたり、子育てについて勉強したり・・・は全くできませんでした。ここをのぞいてくださった方、申し訳ありません。情けない限りです~

で、近況ですが、オスカーは元気です!暑さに弱いようでおなかの調子がずっと悪いみたいですが、めげずに日々朝トレ&部活に励んでいます。トーマも私の仕事中は留守を任せましたが、毎朝ラジオ体操をかかさず、昼間は学校の開放プールに通い、その後は近所の友達と遊んだりしながら問題なく過ごしたようです。オスカーとは違って宿題もこつこつと済ませていってるみたい。誰に似たんだろう??私じゃないな。

あっ、でも今年のオスカーはちょっと違んですよ。私が家に帰ったら部活の友達が来ていて。。。遊んでるのかなと思ったら、ノート広げて宿題してたんですすっごい猛暑だけど、雪が降るんじゃない??とホントにびっくりです。まあ、残念ながら今年の猛暑はこれくらいではびくともしませんでしたが。。。彼は「友達とやるとはかどるけん」と言ってます。(もしかしてうつしてる?

今回仕事に出てみて感じたのは、親が思うより子どもはしっかりしているということ。というか、私が力量を見くびって要らぬ心配をしていたのかもしれません。子供達よ、ごめんなさい。

後は、私も結構時間なくても家事とかできるじゃないと嬉しく感じたり、職場にいたよそのお父さん方をみてうちのパパも毎日大変なんだと改めて気づき、主人への感謝が足りなかったことを反省したり。

何よりも一番感じたのは、これまでずっと家にいて、子どもと密に接してこられた時間が贅沢で貴重ですごく有難いものだったことに改めて気がついたのが大きな収穫でした。自分でのぞんだ道ではありましたが、狭い世界での生活に煮詰まったり、自分のあり方に悩んだりもしました。ご存知のように子育てにも迷いましたし。

でも少し外に出てみると、私が家に居ても大丈夫なようにしっかり生活を支えてきてくれた主人に素直に感謝の気持ちがわいてきます。それはこれからも忘れないようにしないといけませんね。
この先、何年か後には子ども達も巣立ちますから、私は私なりのささやかでもいいので何か生きる道を持っていたいとは思います。

っと、つぶやきにおつきあい、有難うございました

さて、オスカー君というと、一学期の後半は宿泊学習とか、定期テストとか、部活とか、友達関係とかいろいろあって・・・一言で言うと、話を聞いてる私はとっても面白かったです。半分他人事になってるからかな~ああ、でも勉強面とかは親として、はらはら、ドキドキ、一応普通に心配はしてます。

いろいろあったことは夏休み中に思い出してちょっとずつ書こうと思います。

| | コメント (4) | トラックバック (0)

更新してなくてすみません

すみません〜しばらく更新が滞ってます。

今、毎日仕事に出ています。まだ時間が上手く使えなくてなかなかバソコンの前に座れていません〜
皆さん、すごいんだなと改めて思います。
もう少しお待ち下さいね。

| | コメント (2)

泣けた~!

またオリンピックネタですが(^^ゞ

高橋大輔~泣けました~

なんかもう母親?みたいな気持ちになっちゃってて、一生懸命頑張ってる姿にもらい泣き~。もう涙がでて、でてとまらん~状態に。

最初のクワドラプルジャンプは転んだけど、演技にはとても気持ちがこもっているように感じて胸を打たれました。ジャンプも上手いけど、よりスケーティングに魅力がある選手なんですね。

フリーは『道』というテーマだったのですが、「高橋の『道』はここにつながったー」というアナウンサーの言葉でさらにこみあげるものが・・・。泣かせるなーもう。

彼はとても素直な人なんだろうな~滑っている最中も、そして滑り終わった後の表情に万感の思いがあふれでていました。その顔をみてまた号泣~。

あーおばちゃんになったもんだなー私も。

スピンとかの細かい技術点をみると彼の実績の中ではピカ一の出来ではなかったみたいですが、あの大舞台で最初の転倒からリカバリーして観衆をあんなに感動させる演技ができるなんて、並大抵の精神力じゃないと思いました。

なんか、オリンピック選手みたいな選ばれた人達と一緒にはできないのかもしれないけど・・・ブログあちこち見せてもらって学校生活とか、受験とかで、頑張っているお子さん達のことがよぎって・・・・年齢もあるのでしょうが、頑張ってる人の姿に年々弱くなってますね。

完璧演技の金のライサも圧巻だったけど(手足長すぎ)、やっぱり私は大輔の方に打たれましたー。銅メダルの結果がついてきたこと、本当によかったなー

| | コメント (0) | トラックバック (0)